子どもが話し上手になる?普段の会話の秘訣

子どもが話し上手になる?普段の会話の秘訣
最近、子どもが自分の話をしてくれないことに悩んでいる親御さんもおおいのではないでしょうか。 「園で何をしたの?」「友だちと遊べた?」と尋ねても、返事が曖昧で会話に自信を失ってしまうこともありますよね。 親御さんが見ていないところで、子どもが元気にうまくすごせているかどうかも気になりますし「言いたいことをしっかり伝えられる子になってほしい」という願いも持つ方も多いことでしょう。 話し上手な子どもは、友だちや先生とのコミュニケーションがスムーズになり、自信を持ちやすくなります。 今回は日常のおやこの会話の中で、自然に子どもの話す力を育む工夫を紹介します。
目次

話し上手になるメリット

子どもが話し上手になることで、以下のようなメリットがあります。

まずはコミュニケーションスキルの向上です。 コミュニケーションスキルが向上することで、思考力、判断力、共感力を得られます。

また、物事を正しく判断し、相手の意見を尊重する力が付くため、社会での適応力に繋がるといえるでしょう。 さらに、親御さんと心ゆくまで会話を楽しんだ子どもは、精神的に満たされ、自己肯定感が高まります。 自己肯定感の向上は、学習意欲を高め、学力向上にもつながるでしょう。

自己肯定感が高く、情緒の安定した子どもは、さまざまなことにチャレンジし、学び続けることができます。

子育てにおける会話力の伸ばし方

日常のちょっとした工夫で、子どもの話す力を伸ばすコツを紹介します。

子どもの良いところも悪いところも受け入れる。

良いところについては、とても簡単です。 長所や素晴らしい行動を評価し受け入れ、ほめてあげてください。

では、悪いところを受け入れるとは、どういうことでしょうか?

それは、恥ずかしがり屋や泣き虫といった短所を個性として認めることです。 例えば、子どもが牛乳を自分で入れてこぼしてしまった場合、こぼしたことを責めると子どもは自信を失ってしまいます。

まずは、自分で牛乳を入れられたことを褒めることで、自己肯定感を高めることが大切です。 その後、こぼさないようにする方法を教えてあげると良いでしょう。

このように、会話力には自己肯定感が大切なので、意識してほしい重要なポイントとなります。

質問を工夫する

「今日、幼稚園で何をしたの?」と質問すると、子どもは何を知りたいのか分からないことがあります。

質問をする前に、親御さん自身が何を聞きたいのかを考え、質問内容を工夫してみましょう。 例えば、友だちと遊べたか、先生を困らせていないか、給食をちゃんと食べられたかなど、具体的な点を整理してみると良いでしょう。

こうすることで、具体的な質問ができ、子どもも詳しく話しやすくなります。

相づちを大切にする

子どもが話し始めたら、ひたすらうなずくことが大切です。

子どもは自分の気持ちを言葉にするのに時間がかかることがありますが、その時間を待ってあげましょう。 大人が先回りして結論を言わないことがポイントです。会話の主人公が子どもになるようにしましょう。

また、自分が話しているときに、相手がうなずきながら聞いてくれると、会話への意欲が高まります。 自分の話を肯定的に聞いてもらえることで、自信がつき、会話力が向上していきます。

まとめ

子どもが話し上手になるためには、普段の遊びや関わりを通じて育むことができます。

例えば、絵本を読んだ後「このキャラクター、どう思った?」「もし自分がこの場面にいたらどうする?」と話し合うと、考えを言葉にする力が伸びます。 また、なぞなぞやしりとり、お話づくりゲームもおすすめです。

子どもの話をしっかり聞き、質問を工夫しながら、楽しいアクティビティを取り入れてみましょう。 子どもは自分の気持ちを言葉にする力を育み、コミュニケーションに自信を持てるようになります。

おやこで楽しく会話をしながら、話す力を育てていきましょう。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士・チャイルドカウンセラー)

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