赤ちゃんと母親を結びつける大切な役割を果たしたへその緒は、生後数日で自然に脱落します。
日本では昔から、へその緒を記念品として保管する文化があり、赤ちゃんの成長の記憶として大切にされてきました。
へその緒が脱落したら、まずは十分に乾燥させることが大切です。
自然に乾燥させた後、清潔な布やガーゼに包んで保管します。
完全に乾燥してから保管しないと、残った湿気がカビの原因となり得ます。
桐製のへその緒ケースは、調湿効果が高く、湿気やカビを防ぐ効果が期待できます。
加えて、桐は耐火性にも優れており、万が一のときでも中のへその緒を守ることができます。
桐ケースは、へその緒だけでなく将来的に赤ちゃんが乳歯を失ったときの保管場所としても使用できます。
へその緒を保管する文化がない家庭や、保管したいと思わない場合は、処分することも一つの選択です。
処分する際は、へその緒が十分に乾燥していることを確認し、衛生に配慮した方法で行いましょう。
また、親族や知人に確認した上で、地元の風習に従った方法で処分することも選択肢の一つです。
へその緒が取れた後、おへその周囲が正常に癒えていくか注意深く観察することが重要です。
赤みや腫れ、分泌物が見られる場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
へその緒の取り扱いは、家族や地域の文化、個人の価値観によりさまざまです。
大切なのは、赤ちゃんの誕生というかけがえのない瞬間をどのように記憶として残すかということ。
無事に生まれてきた赤ちゃんの健やかな成長を願いながら、最適な方法を選ぶようにしましょう。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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