「安全について」~子どもを危険から守るためには〜

「安全について」~子どもを危険から守るためには〜
子どもと生活をしていると、常に危険とはとなりあわせ。 今回は、子どもを事故や怪我などの危険から守るために必要なポイントをお伝えします!
目次

みなさんこんにちは!chihoです。 幼稚園教諭として18年勤め、現在は1歳の娘の子育てに奮闘する毎日を送っています。

今日は子どもを危険から守るためにどうすれば良いか?をお伝えします。

まず最初に大前提として先にお伝えしたいことがあります。 子どもたちが日々安全、安心に暮らせていることは、決して当たり前なことではありません。 いつも責任感を持って子どもたちを見てくれているママとパパがいるから、子どもたちは元気に過ごせています! とても凄いことを日々積み重ねていること、自分を褒めてあげてくださいね。

その大前提の上に、私が保育の現場で大事にしていたことをお話させていただけたらと思います。

ここでは皆さまが少しでもイメージしやすいよう、おうちのリビングでおもちゃを広げて遊んでいるシーンを考えてみましょう。

危険ポイントを予め把握しておく

遊び始めたときに周りを見渡して、危ないものはなにか?を考えてみましょう。 例えばおもちゃに躓いて倒れた先に頭を打ちそうなテーブルがあるかなど、今の状況で起こり得る事故や怪我をイメージしてみてください。

まずはその中で重大な怪我に繋がりそうなところがあれば、そこに的を絞って安全対策したり、子どもに声かけをしてみてください。 常に神経を張り詰めて全てを警戒する必要がなくなるので、少しだけ落ち着いて子どもを観察できるので、慣れてくれば一歩未来を予測することもしやすくなります。

子ども自ら気をつけられるようにする

つぎに、危ないものが見つかったときの対策の立て方のポイントです。

子どもはどんどんおもちゃを出すし、戸棚を開けるかもしれません。 毎回子どものあとをついて回り、危ないものを全部片付けて、ヒヤヒヤしながら逐一声かけなしなきゃならなくなって、、とキリがないですし、正直難しいですよね。

そんなとき、気をつけるべき危ない場所について、子どもに先に伝えて知らせておくのは1つの知恵です。 そうすることで、わずかでも子どもの頭の中に危ない場所のことは残ります。 慣れは必要ですが、次第に自分で危険を意識しながら遊べるようになります。

また、さらに良い方法としては 「こうしたらどうなっちゃうかな?」など、疑問形で聞いてみることです。 そんな質問をされたとき、子どもが自分で考えてから「こうなるかな?」と予想して発言出来る機会が生まれます。

ただ、危ないと一方的に伝えてしまうよりグッと効果がありますし、子どもが危険について学ぶ良い循環がうまれてくると思います。

子どもと一緒に経験を積む

誤解を恐れずに言えば、少しヒヤっとする経験も時には必要です。 本人が「あー危なかった!怖かった!!」 と自分で感じることはとても大きい経験です。

本当に危ないときはもちろんすぐに声をかけたり回避して欲しいですが、ヒヤリとしたシーンを、一緒に体験・経験・解決することもしてみてください。 そのときにも、「今怖かったね〜!ここで転ぶと、ここにゴツンしちゃうよ。ゆっくり歩いたらいいね!」 など、一緒に振り返ってあげることまでできたらバッチリです!

是非、安全第一にしながらも、徐々に紹介したポイントを参考にして頂けると幸いです!

ライター/監修:chiho(幼稚園教諭二種)

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執筆者

幼稚園教諭 chiho

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