そもそも「数の概念」とは、何をもって理解しているといえるのでしょうか。「1、2、3…」と数字が言えても、本質的に概念を理解しているとは言えません。
「数の概念」の土台には「順序数」と「集合数」があります。それぞれ、解説していきますね。
順序を表す数のこと。
例えば、飛行機→車→バス→自転車のように、異なる種類の乗り物が並んでいた際に「バスは左から3番目!」と表現することです。このように、「○番目」を表すのが、順序数となります。
物の多さを表す数のこと。
順序数の例のように、異なる種類の乗り物が並んでいたとします。その際「左から数えるとバスまで3つ!」と表現することです。
このように「ものの集まりの大きさ」を表すのが、集合数になります。
おおよそ2、3歳頃になると、「1こ、2こ…」などと数を数えるようになります。この頃から、少しずつ数への興味や理解が進んでいきます。
そこから、「集合数」「順序数」を理解できるようになるのは、一般的に5~6歳頃です。小学校入学と同時に算数の授業で学習するイメージです。
それまでに家庭でも、数の理解に対して働きかけができていると、学習がスムーズになります。
では、家庭でどのように数の概念を教えていくのかを、解説していきます。
数の概念を理解するには、まず基礎を身に付けましょう。
はじめは「1~10」までを数えるところから。慣れてきたら、数を増やしていきます。
「10数えたら○○をおしまいにしようね!」など、日常生活の中で数を数える習慣を付けていくとよいでしょう。
数が数えられたら、次は物の数を数える練習です。
普段から遊んでいる積み木やブロック、車などのおもちゃを使います。いくつかを並べて、子どもと一緒に「1つ、2つ…」と数えてみましょう。
一緒に数を数えることで、遊び感覚で楽しく取り組めますよ。
箱といくつかおもちゃを準備します。箱に数字を書き、箱の数字と同じ数のおもちゃを入れるように伝えます。
はじめのうちは、小さい数字から。できるようになってきたら、少しずつ数を増やして練習を繰り返していきます。
物の数と数字がリンクするようになれば、おおよそ「数の概念」は理解できていると言えるでしょう。
おおよそ「数の概念」が理解できれば、あとは日常生活の中でしっかりと身に付けていくことが大切です。そのため、数を意識できるような働きかけをしていきましょう。
例えば、単に「お皿を持ってきてね!」と言うのではなく「お皿を2枚持ってきてね!」と数を伝えるようにします。そうすると、日常の中で、数を意識することができます。
数の概念を学ぶため、さまざまな知育玩具があります。計算ができるものや、物と数字を合わせるものなど、子どもの課題に合わせてあそびの中で活用していきましょう。
スーパーに行くと、それぞれの商品に値段がついており、さまざまな数字が目に入ります。
「今日は3を探そう!」や、お手伝いとして「○○を2つかごに入れてね!」など、数字を意識しながらお買い物をすると、楽しく数字に触れることができますよ。
今回は「数の概念」の理解について紹介しました。
子どもに1から「数の概念」を教えるのは根気がいります。ですが、日常の中で少しずつ数に触れる機会を意識的に作ることで、子どもの学習がスムーズになります。
子どもの学習が思うように進まずに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
ライター/監修:kana(保育士資格、幼稚園教諭第一種免許)
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