星空が恋しいこの季節…とはいっても熱帯夜が続き、夜の子連れの外出はちょっとハードルが高いですよね。
「おやこのくふう」で7月に100円ショップ「キャンドゥ」のプラネタリウムを紹介した記事【キャンドゥ】100円でプラネタリウム⁉子どもの寝かしつけにもピッタリのアイテム発見!が大反響! キャンドゥのものは、シンプルな星形が天井に写るだけのものでしたが、簡単にもっと楽しくアレンジできそう!と「おうちプラネタリウム」を手作りしてみることに。
材料はダイソーで購入した100円グッズだけ。手作りが苦手な人でも失敗なくできるように作り方はシンプル!なのに、実際の星座を模した本格的な星空と、カラフルでポップな星空を映し出す2つの星空が楽しめる欲張りな「おうちプラネタリウム」です。
夏休みの工作や自由研究にももってこいですよ!
それでは、さっそく材料と作り方を紹介します。カッターナイフを使うので、小さな子がいる場合は手が届かない場所で作業するようにしましょう。
材料はすべてダイソーで購入!道具も特別なものを用意する必要はありません。
箱を土台として、底面と側面でカラフルな星を映し出し、アルミ皿で作るふたで夏の星座を映し出す、ひと箱で二通り楽しめる欲張りプラネタリウムに挑戦します。
1. 箱にあける穴の形を下書きする。
星の形のほか、好きな動物やハートマークでもOKです。
2. 線に沿ってカッターで切り抜く。
一度に切ろうとせず、2〜3回刃を当てて少しずつ切ると上手く切れますよ。
3. カラーセロハンを小さく切る。
箱にあけた穴に当ててみて、覆える大きさならOKです。複数枚重ねて一度に切っちゃいましょう。
4. 箱の内側から、穴を覆うようにカラーセロハンを貼る。
セロハンテープを使って貼っていきます。セロハンを完全にピンと張れていなくても大丈夫です。
1. アルミ皿の四隅にハサミで切り込みを入れ、平らに開く。
2. 広い面に箱を当てて印をつけ、余白を残してハサミで切る。
こんな形に切りました。切り口がかなり鋭利になるので怪我をしないように気をつけて作業してください。
3. 穴を開ける星の位置を下書きする。
ペンで星を点で描きます。今回は夏の大三角形であるデネブ(はくちょう座)・アルタイル(わし座)・ベガ(こと座)を描いてみます。
4. キリなどでアルミに穴を開ける。
キリのほか、竹串や爪楊枝、シャープペンシルの先を使ってもいいですね。大きく映したい大三角形の星は大きめに穴を開けましょう。
5. アルミの端を折ってふたの形にする。
これで完成です!どんな風に映るのかドキドキです。
夜、カーテンを閉めて暗くした部屋で2歳の娘と一緒に点灯してみました。
まず、箱の底面を上にしてライトにかぶせると……
カラフルでポップな星空ができました。
境界がほわんとしていて可愛い!結構大きく映るのですが、娘も「うわー」と声をあげてじっと見つめ、そのうち「あお、あか……」と色の名前を言い楽しんでいる様子。
そして今度は、ライトを箱の中に入れてアルミ皿でふたをすると……
おお、これぞ星空。天井に光が映っているので、星をとても近くに感じます。2歳の娘に星と認識できたかは微妙ですが、カラフルな星からの変化がよかったようで「おぉー、しろ、いっぱい」と反応してくれました。
外で実際の星空を見上げるのとは一味違う星空観察になりました。
いくつかの部屋で試してみたところ、壁紙や天井が白いとより綺麗に映るとわかりました。天井や壁との距離が近いとくっきり、遠いとぼんやり映るので、置く位置を変えていろんな映り方を観察してみても面白いかもしれません。
また、箱そのものを見るとまるで間接照明のようになっていました。
これもまた可愛くて癒されます。
普段はずっと遊んでいたくてなかなか寝付けない娘ですが、天井を見上げる姿勢がよかったのか、「コロンして見る?」と声をかけると素直に横になっていました。光を見ながら「きれいだね」「何色が見える?」などとゆったりおしゃべりしているうちに、自然とおやすみモードになってくれた様子。
親子のコミュニケーションにも寝かしつけにも一役買ってくれる「おうちプラネタリウム」、ぜひ作ってみてください。
ライター 西方 香澄
徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。