「寒いと風邪をひいてしまうから…」と、ついつい厚着をさせてしまいがちですが、ただ厚着をすれば良いというわけではありません。
厚着をしすぎると、寒さ対策はできても風邪対策には逆効果になることがあります。では、なぜ注意が必要なのかを解説していきます。
子どもの体温調節機能は、おおよそ3歳頃から成熟し始めます。
そのため、体温調節機能が未熟な年齢では、厚着によって体内に熱がこもると、体温が上がりすぎてしまう危険性があるのです。
また、熱がこもることであせも等の肌トラブルに繋がることも考えられます。
子どもは運動量が多いため、少し運動すると体温が上昇しやすいです。また、気温によっても体温が変動しやすくなります。
そのような場合、調節が難しい服装だと、熱がこもってしまいます。大人が「寒い」と感じていても、子どもにとってはそこまで寒さを感じていない場合も多いです。
体温調節機能を養っていくには、適度な暑さや寒さを経験することが必要です。
冬でも、常に暖房の効いた部屋にいたり、戸外でも厚着をしていたりすると、体が寒さに順応できなくなってしまいます。
では、具体的にどのような服装が適切なのかをみていきましょう。
ハイハイから歩くようになる時期で、ぐんと運動量が増えます。体温が上がりやすいですが、体温調節機能はまだ未熟な年齢です。
大人が着る服装より、1枚少ない枚数を目安にしましょう。肌着にトレーナー、薄手のカーディガンといった服装が望ましいです。
肌着は綿素材のものがおすすめです。発熱素材のものは水分が蒸発しにくく、肌トラブルに繋がる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
3歳~5歳は、さらに運動量が増え、動きが活発になります。大人が着る服装より、1枚少ない枚数が目安です。
動きが活発になるため、あまりボリュームのある服装だと動き辛く、思わぬケガに繋がりかねません。調整もしやすいよう、薄手のものを着重ねると良いでしょう。
6歳以降になると、体温調節機能が成熟し、子ども自身である程度調節できるようになります。
そのため、大人と同じ服装または、1枚多めに着ていても問題ありません。
今回は、子どもの厚着しすぎによるリスクについてご紹介しました。
もちろん、ある程度の防寒対策は必要ですが、過度な場合は逆効果となります。体温が上がりすぎたり、あせも等の肌トラブルに繋がったりすることが考えられます。
おおよそ5歳までは、大人が着る服装より1枚少ない程度で問題ありません。子どもの年齢とそのときの気温に合わせて、適切な服装を選びましょう。
ライター/監:kana (保育士資格・幼稚園教諭一種免許状)
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