子どもが『知らない人について行かない』を理解するための伝え方

子どもが『知らない人について行かない』を理解するための伝え方
「知らない人について行かない」ことの大切さを、子どもにどう伝えたらいいでしょうか。 具体的な方法とコツをご紹介します。
目次

「知らない人について行ったらダメ」子どもの安全のために、親なら誰もが伝えたいことですよね。でも、そんなとき、皆さまのご家庭では子どもにどのように説明しているでしょうか。そう伝えればいいのか悩んだことはありませんか。ここでは、『知らない人について行かない』ことの大切さを、子どもに効果的に伝える方法を5つご紹介します。

1. 具体的な例を挙げて説明する

まずは「知らない人って、どんな人?」と子どもに尋ねてみましょう。「名前を知らない人」「初めて会う人」など、具体的な例を挙げながら、イメージできるように伝えていくことが大切です。抽象的な言葉より、具体的にどんな人なのか想像できるほうが、子どもの理解を助けます。

2. 「ダメ」ではなく「安全」を強調する

「知らない人について行くとどうなるか」を、子どもに考えさせてみるのも効果的でしょう。「もしかしたら危険なことがあるかもしれないね」と、一緒に想像してみましょう。「ダメだから」ではなく「安全のために大事なこと」だと伝えることで、子どもの納得感を得られるでしょう。

3. ロールプレイで練習する

公園などで、実際に声をかけられる場面を想定してみましょう。親が知らない人役になり、子どもにどう対応するか練習するのです。「こんなときはどうする?」と問いかけながら、子どもが主体的に考えられるよう導いてあげましょう。今回のケースに限らず、企業の研修のように体験を通して学ぶことで、教訓が深く印象に残るでしょう。

4. 例外のあることも伝える

「本当に困ったときは警察官に助けを求めていいんだよ」と、例外についても触れておくことが大切です。知らない人だからといって、全ての人を警戒する必要はありません。緊急時には知らない人の家のインターホンを押したり、大声をあげたりするなど、助けの求め方も、一緒に確認しておきましょう。

5. 日頃から信頼関係を築く

子どもが「知らない人について行かない」と行動できるためには、大前提として親への信頼感も大切です。普段から子どもの話に耳を傾け、気持ちに寄り添う関係性を築いておけば本当に伝えたいこともしっかり伝わっていくでしょう。親を頼りにできる子どもは、いざというときに正しい判断ができるはずです。

まとめ

「知らない人について行かない」その大切さを子どもに伝えるには、具体例を用いて分かりやすく説明し、安全の大切さを強調することです。そして、ロールプレイで練習し、例外も教えること。何より、日頃の信頼関係が子どもを守る力になります。子どもを思う親の気持ちが、きっと子どもの心に届きます。安全への意識を育みながら、一緒に成長していきたいですね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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