赤ちゃんのおしゃぶり：使い始めと卒業のタイミング、メリットを解説

使い始めは新生児期から可能

新生児は本能的に吸啜反射があるため、その時期からおしゃぶりを使うことができます。

新生児用のおしゃぶりも販売されていますが、2ヶ月未満の赤ちゃんはおっぱいや哺乳瓶を吸うだけで疲れやすいため、おしゃぶりを使うことで母乳やミルクの摂取が不足することがあります。

そのため、一般的には生後2ヶ月を目安におしゃぶりを使い始めると良いとされています。新生児期におしゃぶりを使う際は、赤ちゃんが疲れ過ぎないように注意し、無理なく使うことが大切です。

おしゃぶりを卒業する理想の時期は、1歳から徐々に使う頻度を減らし、2歳までに完全に卒業することが望ましいと言われています。この時期までに卒業できれば、歯列への影響も最小限に抑えられると考えられます。

もし3〜4歳を過ぎても卒業できない場合は、専門医に相談することも検討しましょう。

おしゃぶりは、赤ちゃんの心を落ち着かせ、安心させるための強い味方になり得ます。また、鼻呼吸を促進し、指しゃぶりの頻度を減らすこともできるでしょう。

これらは、赤ちゃんだけでなく、親の精神的な安定にも役立つことが期待されることとなります。

おしゃぶりは、使い方を工夫すれば育児の大きな支えとなることでしょう。適切な時期に使用を開始し、適切なタイミングで卒業を促すことが、赤ちゃんの成長にとって最善の道と言えるかもしれません。

上手な選び方や正しい消毒方法もマスターして、赤ちゃんが快適に過ごせるようサポートしてあげましょう。

（おやこのへや編集部）