【後編】双子のワンオペ育児で限界の私とモラハラ夫

【後編】双子のワンオペ育児で限界の私とモラハラ夫
今回は「双子のワンオペ育児で限界の私とモラハラ夫」を紹介します。 主人公は双子を育てている専業主婦です。 出産を機に、大好きだった仕事を辞めてしまいましたが…。

「育児なんて簡単だ」夫に双子を預けて家を出た日…

「働かないなら、マジで離婚だぞ」

「いいわよ」

「え…」

「はい、離婚届。それと、子供たちもよろしくね」

私はハジメに離婚届を突きつけ、双子を預けて家を出た。

育児なんて簡単だと言い張る彼に、一度、現実を思い知らせてやるために。

数時間後、私が家に帰ると、ハジメは完全に憔悴しきっていた。

「おいお前、どうするつもりだ! 抱っこしてもミルクあげても、全然泣き止まないんだよ!」

「知ってるわよ。全部、見てたから」

「はあ!?」

そう、私は子供たちが危険な目に遭わないよう、見守りカメラで家の中の様子を、ずっと確認していたのだ。

追い詰められた夫に明かされたのは…

「散々尽くしてくれたお姉ちゃんに、感謝の一つもできないの!」

一緒に来ていたマキコがはじめを責めるが、彼はまだ反省しない。

「結局は、俺の稼ぎがないと生きていけないだろうが! 捨てられたくなきゃ、黙って俺の言うことを聞け!」

その言葉を聞いて、私は静かに告げた。

「残念ね。私、もうあなたの稼ぎがなくても生きていけるの」

「あ…?」

「デザインの仕事が少しずつ軌道に乗ってきてね。広告代理店で働くマキコからも、高単価の案件を流してもらえるようになったの。今は、安定した収入も確保できたわ」

「で、でも、子供には父親が必要だろ!」

「今までこの家で好き勝手してきたのは、あなたでしょ? 父親らしいことしたことが、一度でもあった?」

私の言葉に、ハジメは何も言い返せなかった。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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