こんにちは!3人育児に奮闘中のママライター、タキザワです。
幼稚園・保育園から、がらっと環境が変わる小学生。それは学校だけではなく、家庭内でも同じではないでしょうか。
小学生になると、自分の部屋で1人で寝るようになったり、保護者なしで外に遊びに行ったりと、子どもが自立して行動する場面が多く見られるようになります。
「お風呂」問題もその1つ!小学生になると体がぐんと大きくなり、一緒に入ると狭く感じることもあるでしょう。
わが家でも「いつまでお風呂一緒に入れるかなぁ…」などと、夫婦の話題にちょくちょく出てきます。
小学生になるとだいぶしっかりしてくるとはいえ、子ども1人での入浴は不安というのも事実。
「みんなどうしてるの…?」ということで、ママたちに聞いてみました!
小学生になるとお風呂は1人?何歳まで一緒に入れる?小学生のお風呂事情を赤裸々にお伝えします♪
子どもがお風呂に1人で入り始める時期は、いつ頃が多いのでしょうか?小学生の子どもがいる先輩ママにアンケートを取ってみました! アンケートによると、「小学校1年生から」が20.9%と一番多い結果となりました。
「年中・年長児から」や「中学生から」という家庭も少なからずあるので、子どもの性格や家庭環境によりますが、やはり小学校入学を機に子どもが1人で入り始めるという家庭は多いようですね。
体の成長とともに、娘がパパと、息子がママと…など異性の親とお風呂に入る機会もだんだん少なくなっていくでしょう。実際に何歳まで異性の親と一緒にお風呂に入れるものなのでしょうか?
こちらもママたちに聞いてみました!
「小学校3年生ごろまで」という回答が19.5%と一番多い結果となりました。
子どもが第二次性徴期を迎え、心身ともに大人へ成長しだす頃をきっかけに異性の親とはお風呂に入らなくなるようですね。
異性の親と入るのは「小学校3年生ごろまで」という結果が一番多くなりましたが、異性のきょうだいの場合はどうなのでしょうか?
こちらもアンケートで聞いてみましたよ!
こちらも「小学校3年生ごろまで」が21.3%、次いで「小学校4年生ごろまで」が18.0%という結果になりました!
やはり異性の親と同じく、第二次性徴期がきっかけになるようです。
家庭内では小学校3年生ごろまで異性の親やきょうだいと一緒に入っていることが多いようですが、温泉や銭湯など公共の場ではまた事情が違います。
じつは温泉や銭湯の子どもとの混浴は、自治体の条例で年齢が定められていることが多いです。各地域によって年齢基準は異なりますが、もっとも多いのは「7歳以上の男女は混浴できない」としている自治体。
条例は変更されることもあるので、家族で温泉や銭湯などに行く場合はあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
子どもが1人でお風呂に入れるようになると、その分ママ・パパは手が空くのでありがたいですよね! とはいえ子どもをいきなり1人にするのは危険!お風呂での子どもの事故は毎年多く発生しています。 子どもが1人でも安全にお風呂に入れるようになるためには、段階を踏んで正しいお風呂の入り方をレクチャーする必要があります。
そこで、子どもが1人でお風呂に入れるようにするためのステップを紹介します。
子どもが小学生になったからといって、「早く1人でお風呂に入れるようにしなきゃ!」と焦る必要はありません。
その子にはその子のペースがあるので、子どもの様子を見ながらゆっくり進めてくださいね。
ママ・パパが一緒にお風呂に入っているときは、体を洗ってあげたり、洗い残しがないかチェックができましたが、子どもが1人で入るとなるとそれを全部自分でやらなくてはいけません。
まずは一緒にお風呂に入って、体の洗い方や洗う時のポイント、洗い残しやすい場所などを教えながら洗ってあげましょう。耳の後ろや襟足、脇、おしりなどは特に気づきにくい場所です。泡が残っているとぬるぬるして、かゆくなってしまうことがあるので、洗ったら泡をしっかり流すことも忘れずに!
お風呂から出たら、体の洗い方と同様に拭き方を教えます。体全体をしっかり拭くことはもちろん、水が残りやすい髪の毛や背中などの体の裏側も忘れず拭くよう伝えます。背中はタオルを広げて拭く、髪の毛はタオルでしっかり水分を取った後にドライヤーで乾かすなど、大人にとっては当たり前なこともきちんと教えてあげてくださいね。
洗い方を教えられたら、お風呂に一緒に入り、子どもが自分で体を洗うのを見守りましょう。洗い残しや泡の流し残しがあれば、適宜アドバイスします。
特に髪の毛は泡が残りやすい場所。泡が髪の間に残っているとかゆくなったり、ふけになったりすることがあるので注意しましょう。
お風呂から出たら、体の拭き方もチェックしてあげてくださいね♪
「もう1人でも大丈夫かな」と思えるようになったら、まずは週に1回から一人お風呂を始めてみましょう。
始めてしばらくは、溺れていないか、風呂場で転んでいないかなど、こまめに安全を確認するようにしましょう。子どもの様子を見ながら、徐々に頻度を増やしていけるといいですね♡
一人お風呂を成功させるコツは、ずばり「褒める」こと!
今までママ・パパに手伝ってもらっていた子どもが、1人でお風呂に入って無事に出てこれたのはすごいことです!
できたときはもちろんのこと、全部できなくても1人で洗おうとした、部分的にも1人で洗えたなど「自分の体を自分で洗う」ことに意識が向いたことを具体的に褒めましょう。 褒められることで、1人でお風呂に入る自信ができ、モチベーションも高まります。
洗い残しなど気になるところがあれば、褒めることに付け加えて言うことで指摘されているようには聞こえなくなり、次回の成功に繋がりやすくなりますよ。
なかなかできなくても、焦らずその子のペースで進めれば大丈夫♪
子どもが頑張ったことを具体的に褒めてあげれば、必ずできるようになります!
お風呂はリラックスする場所ですが、十分注意していないと危険な場所でもあります。 「お風呂に1人で入ってほしいけど、やっぱり不安…」というママ・パパのために、子どもを1人でお風呂に入らせるときの注意点をまとめました!
安全にお風呂に入るためには、お風呂のルールを十分に確認し、覚えてもらうことが必要! 子どもがやりがちな湯船に顔をつけたり、潜ったりして遊ぶことは溺れる危険があるのでNG。危険についてしっかり話し、大人が見ていないときに顔をつけないように教えなければいけません。
また浴室の床は濡れている上に、石鹸やシャンプーの泡でさらに滑りやすくなっています。走ったり、ふざけたりすると本当に危険!浴室内では走らない、ふざけない、泡はきちんと流すことを教えましょう。
そのほかにも石鹸・シャンプーの量や使うタオルの種類など、家庭によってお風呂のルールはさまざま。入浴前に、お風呂に入るときの約束を確認するようにするといいでしょう。
子どもが1人でお風呂に入るときには、安全対策をどれだけ徹底してもやりすぎということはありません!子どもは水深たった15cmでも溺れてしまうものなんです。
子どもが1人でお風呂に入れるようになっても、脱衣所のドアを開けておく、こまめに様子を見に行くなど、常に子どもの様子を確認できるようにしておきましょう。
給湯器に通話機能があれば、定期的に話しかけたり、中の音が聞こえるよう通話スイッチをずっとオンにしておいたりするのもおすすめです。
また、お湯の温度設定や浴槽のお湯の量にも注意しましょう。大人に合わせた設定だと子どもにとっては熱すぎたり、湯船が深すぎて溺れたりする危険性があります。
何をしても絶対安心ということはないので、子どもの入浴中は常に気を付けておく必要がありますね。
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小学生になると自他ともに「大きくなった」と認識しがちですが、すぐに大人と同じように1人でなんでもできるわけではありません。
「1人でできる」という自信は大切ですが、過信は禁物!特にお風呂は危険な場所でもあります。
子どもにとって安全な環境をしっかり作った上で、子どもの一人風呂を見守っていきたいですね。
ライター タキザワミユキ
何にでも興味津々なやんちゃな3兄妹を育てるママライター。留学・語学学校での勤務経験を活かし、さまざまなテーマで執筆しています。子供たちの笑顔が毎日の癒し!子供の成長はあっという間だなと実感する日々です。