結婚式当日、ソラが号泣していると、ワサビが現れる。ワサビはソラに「泣きすぎよ」と声をかけるが、手に何かを持っており、ソラはワサビが式を邪魔しようとしていることを察する。ソラは「写真撮ろう」と誘いワサビを一旦引き離し、クルミが「どうしてここに来てくれたんだね」と声をかける。ワサビは式の妨害はせず、クルミの子どもの受験勉強を心配するような発言をし、クルミに「結婚おめでとう。あんたは私みたいにならないように」とだけ告げて去る。ワサビは結局、式を台無しにすることはなかった。
結婚式から数日後、ソラの家にワサビが謝罪に訪れる。ワサビは「ひどいことを言ってごめんなさい」と謝罪し、夫と離婚することになったと打ち明ける。ワサビは親権争いで経済力がないため不利な状況にあり、仕事も決まらず困窮していた。ソラは心配するが、クルミは「今私が担当している新店舗でパートを募集している。勤務態度が良ければ正社員のチャンスもある」と提案する。ワサビは過去の自分の劣等感からの言動を後悔しつつも、クルミが差し伸べた手を「青春時代を一緒に過ごした大事な友達だから不幸になって欲しくない」という言葉と共に受け入れる。
ワサビはクルミの働く新店舗でパートとして働き始め、仕事に慣れ、子どものマブローを迎えに行くなど、新しい生活を築き始めていた。ソラもクルミも、働くワサビを応援し見守る。三人は久しぶりにランチの約束をする。ワサビはソラに貯金や家のことを尋ね、離婚した自分が新婚生活の参考にならないと謙遜するが、ソラは「そんなことない。結婚の大先輩の話、たくさん聞かせて。その数だけ人生あるんだから」とワサビの経験を肯定する。三人の友情は、形は変わっても、今後も続いていくことを示唆して物語は幕を閉じる。
出典:モナ・リザの戯言
イラスト:モナ・リザの戯言
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。 ※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。 ※この物語はフィクションです。
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