妹だけを”溺愛”する両親「お姉ちゃんなんだから譲りなさい！！」私「え？」しかし⇒まさかの”救世主”が現れて＿＿！？

幼少期の不遇と祖母による一時的な救済

社長として成功し、婚約者ユウスケと幸せな日々を送るサユリ。しかし幼少期、彼女は両親（コウイチとモトコ）から妹マリカと比較され、常に蔑まれる生活を送っていた。マリカは過剰に甘やかされ、サユリは責められるばかりだった。耐えかねたサユリは父方のソボに相談。激怒したソボは両親を呼び出し、親の義務とサユリを平等に扱うことを約束させる。ソボの介入により、サユリの家庭は一時的に平穏を取り戻した。

祖母の死と再び始まった差別に耐えかねた家出

サユリが大学生になった頃、ソボが急逝。ソボという抑止力がなくなった途端、両親は再びマリカを溺愛し、ソボの死を引きずるサユリを「だめだ」と責め始めた。さらにマリカも両親に便乗してサユリを貶める。これ以上の仕打ちに耐えられなくなったサユリは、次第に家に帰らなくなり、両親から不良扱いされ、さらに風当たりが強くなる。ついに限界を迎えたサユリは、遠方の企業に内定を獲得し、大学卒業を機に実家を飛び出し、家族との連絡を一切遮断して自由を手に入れる。

15年後の接触と金銭要求

実家を出て15年後、サユリは起業して社長となり、恋人ユウスケと婚約するなど成功を収めていた。そこへ母親モトコから15年ぶりに電話がかかってくる。モトコはサユリの成功と婚約の噂を親戚から聞きつけ、マリカと共に「家族が困っている」と一方的に大金を要求する。サユリは、過去にないがしろにしてきた彼らを「家族とは思っていない」と拒絶。両親とマリカは「育てた恩を仇で返す親不孝者」と罵倒し、家族間の問題は民事不介入で警察は手出しできないと脅迫する。