まず、兄妹喧嘩やお友だちとの喧嘩は、前もって対応して未然に防げればベストです。 しかし、現実的には子どものことを見守りつつ、常に先手を打って声をかけて防ぐことは正直難しいですよね。
では、既に起きてしまったとき、どのように対応すれば良いでしょうか?
ここではイメージしやすいように、次のシーンを思い浮かべてみてください。 「2人の子が喧嘩をしていて、片方の子が泣いている」
よくある対応としては、以下があるとおもいます。 ・泣いている子が気になり声をかける ・泣かせてしまった子に「何をしたの?!」と状況を聞く
こんなときは、次の2つのポイントを意識すると、対応がスムーズになると思います。 機会があれば是非実践してみてください。
このとき、切羽詰まった表情や声ではなく 「なになに?どうした??」 くらいの気持ちでまずは側に行き、できるだけ穏やかに声をかけることをオススメします。
ではどちらに先に声をかけるべきか。 泣いている子がつい気になり先に対応してあげたくなりますが、やってしまった子を優先する方が良いです。
手を出した側の子は、基本的には理由があってやる、もしくはやられたのでやり返していることが多いからです。
もう起きてしまっていること自体は変えられないので、ヒートアップしている感情を落ち着かせて、スムーズに話を聞ける雰囲気を作ることがポイントです。
叱るために近づいてるのではなく 「あなたの話を聞きたいから教えてほしくて来たのよ」 ということを伝えてあげてください。
すると、やってしまった子も 「どうせ怒られるんでしょ?」 と気まずい態度で突っぱねるのではなく、 「あれ?お話聞いてくれるの?」 と少し落ち着くかなと思います。
そして、次にやられた方のこのケアもしっかりしてあげてください。
やられてしまった子も「痛い、悲しい」という思いをしていることだと思います。 例えば片方の手でさすってあげたり、トントンして対応してあげられると良いです。
※もちろんこれはよくある日常の喧嘩などの場合の対応です。 やられた方が大怪我をしている、もしくはやった側の子どもが危ないものを手に持っている、という状況はとにかく両者の安全を確保することを優先してください。
うまく声をかけられたら、次は共感してあげてみてください。 ヒートアップして感情的になった子どもも、 ・どんなことがあったのか ・何故手を出して泣かせてしまったのか? を話してくれます。
そんなとき 「そうか、それが嫌だったんだね。」 「そういうことがあったのか」 と両者の話を聞いてあげることが大切です。
決してどちらかの肩を持つのではなく、先入観で決めつけるのでもなく「何があったのか」を知ることが大事です。
その上で 「悲しかったり嫌だった気持ちはわかる。でも、それで叩いてしまうのは?」 と問いかけたときに、本人も 「ここが駄目だった、良くないことをした」 と伝えてくれると思います。
ここで 「じゃあ、相手に謝ろう!」 と謝ることをゴールにしまうと 「謝れば良いんでしょ」 と、形式的になってしまいがちです。
ここでのポイントは、子どもが自ら考えられるようにすることです。
「どうしようか?」 と子どもに声掛けしてみることがオススメです。 本人自らが、してしまったことに対してどうすれば良いのか、を考えられることがとっても重要です。
子どもへの今後のアドバイスの仕方です。
「次回同じようなことがあったときにどうすれば良いのか?」 「解決しなさそうであれば大人を頼ってもよい」 などを伝えておけるとよいでしょう。
今回紹介したものを、是非実践してみてくださると嬉しいです。
ライター/監修:chiho(幼稚園教諭二種)
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