子どもの『やる気の正体』って?「楽しい」「もっとやりたい」の引き出し方

子どもの『やる気の正体』って?「楽しい」「もっとやりたい」の引き出し方
「うちの子、なかなかやる気が出ない…」「だらだらしているけど、大丈夫?」と悩んでいませんか? この記事では、子どもの“やる気”の正体から、やる気を引き出す効果的な声かけや遊びまでを紹介します。 この記事を読めば、今日からすぐに実践できるヒントが見つかるはず。子どものやる気を引き出し、笑顔あふれる学校生活、私生活を送りましょう。
目次

やる気のメカニズム

やる気は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンと深く関係しています。ドーパミンは、目標達成や課題克服などに伴い分泌され、快感や満足感をもたらします。この快感が、さらなる行動意欲や学習意欲へとつながっていくのです。つまり、子どもが「楽しい」「もっとやりたい」と感じることが、やる気を高める上で重要になります。

子どものやる気を育むためには、周囲の環境や大人の関わり方が大きく影響します。押し付けや過度な期待ではなく、子どもの興味や関心に寄り添う成功体験を積み重ねましょう。成功体験が自己肯定感や達成感を育み、やる気が増していくでしょう。

やる気を引き出す声かけ

子どもがなかなかやる気を出してくれず、お手上げになってしまうことってありますよね。

そんなときは、1.結果ではなくプロセスを褒める2.子どもの気持ちに寄り添う3.できた!という体験を積み重ねさせる。この3つを意識した声かけをすると、お子さんのやる気を引き出すことができます。

具体的にどのような声かけをすると良いのか、解説をしていきます。

1.結果ではなくプロセスを褒める

「よくできたね!」の一言でも、褒め方によって子どもの感じ方は大きく変わります。

例えば、ジグソーパズルが完成したとき「すごいね!全部できね!」ではなく「最後まで諦めずに頑張ったね!」と、完成までのプロセスを褒めてみましょう。

努力や工夫を認めてもらうことで、子どもは「もっと頑張ろう!」と自己肯定感を高めることができます。

2.子どもの気持ちに寄り添う

「早く片付けなさい!」と頭から命令するのではなく「おもちゃさんたちも、お家に戻りたいって言ってるみたいだよ」と、子どもの気持ちに寄り添った声かけをしてみましょう。 押し付けるのではなく、共感することで子どもは自ら行動を起こしやすくなります。

3.できた!という体験を積み重ねさせる

どんなに小さなことでも「靴がきれいに並べられたね!」「お手伝いありがとう!」と、具体的な行動を言葉にして褒めてあげましょう。

「できた!」という成功体験を積み重ねることで子どもは自信をつけ、次の行動へと繋げられます。

やる気を引き出す親子の遊び

親子で一緒に過ごす時間は、子どものやる気を育む貴重な機会です。ここでは、子どもの年齢別に、一緒に楽しめる遊びの一例を紹介します。

・乳幼児期(0~2歳)の遊び

ガラガラ遊び、いないいないばあ

・2歳〜3歳児向け

積み木、おままごと

・幼児期(3歳~5歳頃)

ごっこ遊び(お店屋さんごっこやお医者さんごっこなど、役割のある遊び)   パズル、絵本の読み聞かせ

・幼児期後半~小学校低学年(6歳~8歳頃)

ボードゲーム、カードゲーム 外遊び(運動、鬼ごっこ)

まとめ

この記事では、子どもの「やる気」を引き出すために効果的な声かけや遊びについて解説しました。 やる気の育て方は、お子さんの行動に良いイメージを貼り付けていくと有効です。

元気に遊べたら褒める、家族と運動できたら褒めるなど、子どもがやって良かったと思える経験をたくさんさせましょう。

子どもが望ましい行動をしたときに適切な声かけをすると、子どものやる気が育っていきます。 ぜひ、今回の記事を参考に、やる気の満ちあふれた生活につなげてくださいね。

ライター/監修:オオイシ(幼稚園教諭二種、保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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