たかがぬりえではない!子どもの成長に欠かせないぬりえがもつ効果とは?

たかがぬりえではない!子どもの成長に欠かせないぬりえがもつ効果とは?
ぬりえには、子どものさまざまな力を高める効果があることをご存知ですか?今回は、ぬりえのもつ効果とママ・パパの見守り方について紹介していきます。
目次

ぬりえのもつ効果とは?

子どもが楽しんでするぬりえには、さまざまな力を高める効果があります。何も意図せずにぬっているように見えて、多くのことを学んでいるのです。

ぬりえがもつ効果を見ていきましょう。

集中力を高める

ぬりえは、はみ出さないように工夫したり、色を考えたりします。 そのため、自由におえかきを楽しむよりも、集中力が必要です。

はじめは集中力が続かなくても、少しずつ集中力が長く続くようになるでしょう。

集中力は、さまざまな物事に取り組むうえで必要となるため、ぬりえを通して楽しみながら高めておくとよいでしょう。

色彩感覚を養う

ぬりえをする際、隣の色や全体のバランスを見て色を選択します。 初めは、同じ色が続くこともありますが、少しずつ使う色が増えてくるでしょう。

そうすると、次第に個性あふれる色彩感覚が養われていきます。

運筆力を高める

運筆力とは、鉛筆を思うように動かす力のことです。 運筆力が高まると、画力の向上や字をきれいに書くことにも繋がります。

丸や四角等、さまざまな形に合わせてぬったり、細かい部分をぬり分けたりしていくうちに、次第に身に付いていきます。

ママ・パパの正しい見守り方

ぬりえを見守る際、注意すべきポイントがあります。ぬりえのもつ効果を最大限発揮できるよう、正しく見守ってあげましょう。

完璧を求めない

子どもが、色を間違ったりはみ出したりすると、思わず指摘したくなりますが、口を出すのは避けましょう。子どもの自由にさせていて、問題ありません。

ぬりえは、子どもの想像力や発想力を伸ばします。子どもたちが思う色、それぞれの感性でぬられたもの全てが正解です。

ぬりえができあがったら、その頑張りを認めて、十分に褒めてあげましょう。

キャラクターものばかり選ばない

アニメのキャラクターなどは、正解の色が決まっています。そのため、自由な色彩の発想力を限定しかねません。

色彩の発想力を伸ばすには、景色や幾何学模様等、正解の色がないぬりえが効果的です。

もちろん、キャラクターもの全てがダメというわけではありませんが、種類に偏りがないよう注意しましょう。

まとめ

ぬりえには、子どもの成長発達に大きな効果をもたらします。楽しみながら、さまざまな力を養うことができるので、ぜひ取り入れたいですね。

ただし、ママ・パパの見守り方には注意が必要です。

子どもの力を最大限伸ばしていけるように、個性を尊重してあげてください。

ライター/監修:kana (保育士資格・幼稚園教諭一種免許状)

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執筆者

保育士資格/幼稚園教諭第一種免許 kana

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