もうすぐ小学校入学を控えるわが子。成長を感じられるシーンが増えて楽しみな一方、これまでいつも大人と一緒だったのに自分で歩いて通学できるのか、学童や習い事などの往復を不安に思うママ・パパは多いのではないでしょうか。
かくいう編集部員Aも4月に小学校入学を控えた長男がおり、交通事故や迷子にならないか、勝手に寄り道をしてこないか…など、今からすでに不安でいっぱいです。
そんなママ・パパが気になっているのが、子どもの居場所をGPSで特定してスマホアプリに通知してくれるGPS端末ですよね。
ちょうど子どもが小学生の編集スタッフのFとOがGPS端末を使っているとのことで、実際に使っている端末やその良し悪しについて本音トークを聞いてみました!
東京都内在住の小学校1年生の息子と3歳の娘がいるフルタイム勤務ママ。息子は元気いっぱいのタイプで民間学童と学校併設の学童を併用中
小学校4年生の娘と小学校1年生の息子がいるフルタイム勤務ママ。息子が入学のタイミングで引っ越し。息子の学童や娘の塾などで普段から子どもの移動も多め。
保育園年長クラスの息子がいる共働きのパパ。ふだんから子どものお迎えや習い事の送迎など、子育てにフルコミット。息子が小学校でうまくやっていけるのか不安で胸がいっぱい。
すでに小学校に入学している編集部員OとFの2人が使っているのは「GPS BoT」という端末。
子どものてのひらにもおさまるポケットサイズの機械です。
GPS BoTの基本的な機能や価格は次のとおり。
などなど。 基本的な使い方としては、この端末を子どもに持たせて、親のスマホに専用アプリを入れておけば、子どもの現在地や行動履歴を地図で確認できるというしくみ。 小学生の親が抱くきちんと学童に行けているか?どこかで迷子になっていないか?といった親の不安を払拭できるわけです。
各社から同様の機能を持った端末が販売されていますが、GPS BoTの特徴はAI機能によって子どもが普段から行動するエリアを把握し、そのエリアから出た時に自動で通知してくれるところ。
また、他社端末のバッテリーのもちが1〜2週間であるのに対して、GPS BoTは約1ヶ月程度。非常に長い時間もつのもうれしいですね。
編集部が調査したところ、ほかの同様のサービスの場合、概ね端末代金が5000〜13000円程度、月額利用料が400〜700円程度。
月々ほぼワンコインで使えて、しかも初期費用が抑えられるのは十分お得といえそうですね。
スタッフA:今回、偶然にも2人ともGPS BoTを使っていましたが、どのようにして選びましたか?
スタッフF:今息子が一年生なんですが、入学のタイミングでほかのママ友も使ってたから…ですね。校門を通過したら通知が来るようなサービスもあったのですが、通過したかどうかよりも現在地がわかったほうがいいなと思い、こちらを選びました。
スタッフO:うちは長女が丸3年使ってるのですが、子ども用のGPS端末ってたくさんあるんですよね。それで、欲しい機能や最終的にかかる金額を照らし合わせた結果、GPS BoTになった感じです。
スタッフA:私も今回息子が小学校に上がるにあたってGPS端末を検討しているんですが、いろいろ考えていく中でキッズスマホもいいなと思ったり。そちらは検討しましたか?
スタッフO:うちは小4の長女がスマホと子ども用GPSを持っているんですが、スマホは塾に行く時だけです。小1の長男はGPS端末だけですね。
というのも、小学校入学時点で子どもがきちんと使えるか…と考えるとちょっと厳しいなと。
そもそも小学校に携帯電話は持ち込み禁止なので、入学時点で選択肢には上がらなかったですね。
スタッフF:うちの小学校は携帯の持ち込み禁止ではないのですが、私も小1時点でスマホを使ったコミュニケーションを取るのは難しいなと思いました。
ただ、子ども側から簡単に連絡が取れるようなしくみはやはり欲しいですね。
スタッフA:確かに、よくよく考えてみたらキッズ用とはいえ、小1の子どもにスマホを使って連絡を取らせるのはなかなか難しそう。
おもちゃ代わりにされそうだし、目的だけ考えるなら子ども用GPSのほうがよさそうですね。持たせるにしても高学年からなどもう少し待ってもいいような気がしてきました。
スタッフA:端末自体はコンパクトだと思いますが、普段はどこに入れてますか?
スタッフF:ランドセルのチャックの小さなポケットに入れてますね。キーリングがつけられるのでいつもそこに固定してます。
スタッフO:うちの場合は親の連絡先を書いた紙や鍵などと一緒にポーチに入れて使ってます。塾にいく時にはポーチごと入れ替えておけば便利なんですよね。
スタッフA:塾や習い事などで荷物が変わる人にはこのポーチを使った運用が良さそう!
スタッフA:子ども用GPSって、基本的には「何かあった」時のためのものだと思いますが、普段はどういった時に使っていますか?
スタッフF:私の場合はすぐ学校から帰ってくるので普段はあまりみてないですね。たまに学童に行っているかどうか確認する程度です。ただ、いつでも確認できるという安心感はありますよね。
スタッフO:私は結構使っていますよ。学校まで歩いて15分ほどかかるんですが、途中のポイントを通過したら通知が来るように設定しています。そうすれば事前に家の鍵を開けておくこともできます。リモートワークなので、会議前にそういった対応ができたりするのは地味に助かってますね。
▲子どもが歩いたルートがわかるので、ルート上に通知するポイントを設定しておけば便利
スタッフA:もうすぐ帰ってくるのが分かるのは確かに便利ですね。ちなみに、GPS BoTの場合は複数人が子どもの居場所を把握できるようになってるみたいですが、何かそれで良かったことはありましたか?
スタッフO:うちは祖父母が近くに住んでいるのですが、たまに迎えをお願いすることがあるんですね。その時に祖父母の方でも居場所を把握できるのは助かってます。
スタッフA:そのシチュエーションは確かにかなり便利!子育てを実家の近くでする家庭は多いので助かりますね・・・!
スタッフA:持つだけで安心感があるのも大切だとは思うんですが、実際にGPS端末を持ってて良かった!と思ったことってこれまでにありましたか?
スタッフO:実際に迷子になったり誘拐されたり(!)したわけではないのでそういった経験はないです。保険のようなものなので、安心感はありますが。 ただ、これはうちの子ではないんですけど、この前甥っ子が学校帰りになかなか家に帰ってこないことがあったらしく、学校に問い合わせても帰ったと言われたんですよね。それで近所の人たちと一緒になって捜索をしていたんですけど……なんと見つかったのが近所の友達の家だったという(笑)。
スタッフO:子ども同士で一緒に帰りながら楽しくなって家に上がってしまったんでしょうけど、それ以来は絶対GPSが必要!!ということになり持たせているようです。
スタッフA:あーーなるほど。ものすごくイメージできます。「今日、うち親いないから一緒にゲームやろうぜ」・・・なんて言って友達の家で遊んでたりしてたら親としては状況掴めないですし不安でたまりませんね。
スタッフO:ほかにも学校帰りに公園に立ち寄って遊んでたりすることもあるでしょうね。下校中ではないですけど、うちの近所には複数公園があってよくそこで遊ばせているのですが、アプリで確認したらいつの間にか別の公園に移動していたりするのでそういった時の居場所の把握には役立ってます。
スタッフA:なるほど。ちょっと目を離した隙に思わぬところに移動していることもありますよね。もしもの時くらいしか使わないかなと思ってましたが、思った以上に日常で活躍しそうです。
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今回は編集部員が持っていたGPS BoTをメインに子ども向けGPS端末を実際に使っている視点からの感想を聞きました。ほかにも子どもから音声データを送信できるもの、危険エリアを事前に設定しておくことでそこに子どもが入ったら通知を送るものなどさまざまな商品があります。
実際の利用シーンをイメージしながらわが子にあった端末を選んでみてくださいね。