2人の娘を子育て中のライターのichikaです。
わが子に鉛筆の正しい持ち方を身につけたいと考えているママ・パパは多いですよね。
わが家の小学3年生の娘は未だに正しい持ち方がしっくりこないらしく、正しく持つと筆圧が弱く、ブレやすくなるのが悩みです。
最近では色々なメーカーから"鉛筆を正しく持てて筆圧をしっかり出せる"工夫がされたかきかた鉛筆(学習用鉛筆)が販売されていますが、見ただけではどれを購入したらいいのかいまいちピンとこないという人も多いはず。
そこで3種類の「かきかた鉛筆」を比較して、持ちやすさや書きやすさに差があるものなのか?娘が実際に使ってみた感想や親目線のレポートをお届けします。
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まず一つ目の鉛筆は「STABILO(スタビロ)」の「イージーグラフ」。
ドイツ製の品質とデザインにこだわったヨーロッパの老舗筆記具メーカーのかきかた鉛筆です。
見た目はインパクト抜群!
持ちやすい三角軸に持つ位置を示すくぼみがついていて、どこに指を置けばいいかも一目瞭然です。
娘も迷わずにすっと正しい持ち方に。
「持ちやすいし力を入れやすい」そうで、何度か書いていても持ち方が崩れたり、持つ場所がずれたりする様子はありませんでした。
私も持ってみましたが、確かに持ちやすい!
くぼみにしっかりと指がフィットするので自然に正しい持ち方になり、適度な力加減で書けます。
残念なのは、電動鉛筆削りに入らないこと。専用の鉛筆削りを購入する必要があります。そして、独自の工夫がされていることもあり価格は少々お高めです。
入学前後の子どもの持ち方指導や、持ち方の矯正にはもってこいの鉛筆だと思います。
■スタビロ イージーグラフ 右手用 12本(参考価格:3,218円)
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■スタビロ イージーグラフ 左手用 12本(参考価格:1,650円)
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二つ目は三菱鉛筆の「グリッパーえんぴつ」。
六角軸で見た目は一般的なものと変わらない普通の鉛筆ですが…文字を書いてみてどうでしょうか?
「さっきのより持ちやすい!」「力を入れなくてもちょうどいい濃さになる」という娘。
普通の鉛筆と同じなのでは?と思いましたが、私も持ってみると確かに持ちやすい。
他の六角軸と見た目は変わらないのになぜ?と思って箱を見てみると「ノンスリップ加工」の文字が!
鉛筆軸の表面に「グリップ層」を採用しているため滑りにくく、正しい持ち方が身につくのだそう!筆圧が安定しない子でもしっかりと持つことができるとのこと。
確かに、グリップ層があるだけでこんなに違うのか?というくらいしっくりとくる感じ。
じつは親の私も正しい持ち方が苦手なので、この鉛筆にはちょっと驚きました。字を書く時の力加減が自然にできて鉛筆を運びやすいので、字がうまくなった気がします。
■三菱鉛筆 グリッパーえんぴつ 2B 1ダース(参考価格:527円~658円)
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続いて、トンボ鉛筆の「ippo! しっかりもてるかきかたえんぴつ」です。
マイクロ粒子を配合した軸には微細な凹凸加工が施されていて、手汗をかいても滑りにくいこと、ドット柄が持ち方ガイドになっているのが特徴です。
持ち方ガイドの使い方はこんな感じ。
右手持ちであれば親指と同じ色のドットに、左手持ちであれば親指と違う色のドットに人さし指を置くだけ。
正しい持ち方を知っている娘だから特に問題ありませんが、正しい持ち方を習う段階ではドットマークの幅も狭く小さいため、ちょっとわかりにくいかも…。
娘的には「こっちも持ちやすいし書きやすいけれど、さっきの方が力を入れなくてもしっかり書けた」とのこと。
私も持ってみましたが、先ほどの「グリッパーえんぴつ」と比べて滑りにくさを実感することがなく、"普通に持ちやすくて書きやすい鉛筆"といった印象でした。
■トンボ鉛筆 ippo! しっかりもてるかきかたえんぴつ 六角軸 2B 1ダース(参考価格:618円)
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3タイプの工夫のある「かきかたえんぴつ」を試しましたが、鉛筆グリップを使えば、普通の鉛筆でも正しく持てるようになるのでは?と思い、試してみることに。
選んだのはクツワの「プニュグリップ」。右手用と左手用があります。
グリップは3面にくぼみがあるので、▽印のガイドが人さし指と親指の間にくるように持ちます。
手にフィットして滑りにくくなることで正しい持ち方が身につくのが特徴の商品ですが、実際にはどうでしょうか?
娘は「指を置く位置がわかりやすくて、滑らないから書きやすい」とのこと。ぷにゅっとした素材で指あたりも優しく、くぼみにしっかりフィットするので確かに書きやすいです。
気になったのはグリップのやわらかさです。
これは私の場合ですが、持つ部分がやわらかいと余計な力が入り筆圧が高くなってしまう傾向に。でもAmazonなどのレビューを見るとこの感触が心地よくてリピートしているとい人が多いようなので、好みによるかな?と思います。
もうひとつ気になったのは「鉛筆を削る時にめんどくさくないか」という点。鉛筆を削る際にはグリップを避難させる必要がありますよね。
そこで実際にグリップを動かしてみましたが、力を入れずに軽くつまんで回しながら上へ持ち上げるととってもスムーズに移動できました!手間はあるもののストレスになるほどではなさそうです。
■クツワ プニュグリップ 右手用4個入り(参考価格:106円・税込)
■クツワ プニュグリップ 左手用4個入り(参考価格:132円)
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3種類のかきかた鉛筆と鉛筆用グリップで、娘が「あ」の字を書き比べてみたところこのような結果に!
4つの字を比較してみて劇的な差はありませんが、よく見ると筆圧や留め・はらいのなめらかさには違いが!
娘に一番持ちやすく書きやすかった商品を聞いたところ、三菱鉛筆の「グリッパーえんぴつ」という回答でした。私のおすすめも「グリッパーえんぴつ」です。
普段使っている鉛筆で特に滑りやすいと感じたことはなかったのですが、滑らず指が安定することでこんなに書きやすくなるんだな!と実感しました。
三角軸にくぼみがついた「イージーグラフ」もなるほど!と納得した商品。
娘は"握り持ち"がくせになっているので、学校では「グリッパーえんぴつ」、家庭学習のときには「イージーグラフ」を使っていきたいと思います。
「プニュグリップ」は、娘も力が入りすぎたのか若干筆圧が強めな印象に。
子どもの鉛筆の持ち方や好みによって、適したグリップ部分のかたさや質感は変わります。
今回は私たちおやこの感想をご紹介しましたが、持ちやすさと書きやすさの印象も人それぞれだと思います。いろいろな鉛筆を試して、ぜひ子どもに合った鉛筆を見つけてくださいね!
※記載の「参考価格」は記事執筆時点のAmazonでの販売価格で税込金額です。価格は変動しますのでご購入の際はご確認ください。
ライター Ichika
山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。
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