現代社会は便利さが増し、手先の運動が減少する傾向にあります。
かつて子どもたちは、折り紙やコマ回しといった手先を駆使する遊びに親しんでいましたが、今はデジタルデバイスの操作が中心となりつつあります。
この変化は、子どもの脳発達にも影響を与えているようです。
手を動かす行為は、脳の運動野を刺激し、それが理性や判断力を司る前頭連合野の発達にもつながります。
このため、箸の使用など手先の細かな動作は、子どもの脳発達を促す大切な活動の1つです。
脳は生後3歳までに大部分が形成されると言われ、この時期に多くの手先を使う機会を持たせることが重要となります。
食事の場面では可能な限り箸を使用し、手と目を連動させて動かす力を育てましょう。
箸を使うことが人間にしかできない繊細な動作であることからも、その訓練がいかに脳に良い影響を与えるかが分かります。
理想としては、4歳までには箸の使用を始めることが望ましいです。
箸の持ち方を1から指導する際は、まずは箸の持つ位置と基本的な動かし方を教えます。
上の箸は人差し指と中指の動きでコントロールし、下の箸は動かさずに固定します。
最初は難しく感じるかもしれませんが、子ども自身がコツを掴むまで辛抱強く指導しましょう。
また、食事以外の場でも箸を使ったゲームを取り入れることで、楽しみながら練習をすることができます。
箸の正しい使い方を子どもに教えることは、ただのマナー教育以上の意味を持っています。
手先の器用さを育てることは、子どもの脳の発達を促進し、学習能力や社会生活への適応能力を高める効果があるのです。
楽しく、そして根気よく、子どもが箸を使いこなせるようサポートしていきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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