1月8日は「いい歯の日」。お子さんの健康な歯を維持するための、歯磨き、いつもどうしていますか?「歯を磨きなさい!!」と怒らないと、なかなかすすんで歯を磨こうとしない…そんな風に困っている保護者のかたもおおいかもしれませんね。
そんな中、ライオン株式会社から発表されたのが「子どもの教育・歯育に関する調査」。ちょっとドキッとする内容が多いかもしれませんよ。
「子どもの生活習慣やしつけについて、習慣づけるのが大変だと思うこと」についての設問では「明日の身支度(70.1%)」が最も多く、次いで「自発的な歯みがき(62.6%)」が挙がりました。
また、別の調査(*1)では、3歳~6歳の子どもの68%が自発的な歯みがき習慣が未定着という結果もでています。
子どもの自発的な歯みがきを身につけることの重要性は感じている一方で、実際にお子様にそれを習慣づかせるのはむずかしいと感じている方が多いことが分かります。
*1=声をかけられないと歯みがきを始められない子どもの割合、2019年WEB調査3歳~6歳の子どもをもつ母親n=1423(ライオン調べ)
では、自発的な歯みがきを習慣化している子どもはいつ頃から定着していたのでしょう? 時期をきいたところ、自発的な歯みがきが定着している子どもの85%が「小学校入学以前」に身につけていたことが分かりました。
いっぽう自発的に歯磨きする習慣が定着している子どもとそうでない子どもには何か大きな違いがあるのでしょうか?
自発的に歯みがきができる子どもの方が、大人から促されて歯みがきをする子どもよりも、文字や漢字を「読むこと」「書くこと」、「かんたんな計算をすること」といった基礎学力が習得できている割合が高いという結果に。
また、歯みがきを自発的にできる子どもは「学校や塾の宿題をする習慣(91%)」や「本を読む習慣(58%)」など、学習習慣が定着していることがわかりました。
自発的な歯みがきが定着している子どもの保護者の方が、歯をみがくこと以外にも学力向上に大切な「継続力(57.5%)」「自主性(58.2%)」「集中力(53.0%)」「遂行力(61.1%)」がわが子に身についていると感じている割合が高いことも判明!
いかがでしたか?こうしてみると、歯磨き習慣を身に着ければ、学習習慣が身につくというわけではないかもしれませんが、両者には、あるいは両者をとりまく環境には大きな関係があることがわかりますよね。
なかなか「自発的に」はむずかしいですが、日々の中で少しずつ定着させていきたいですね。
「子どもの教育・歯育に関する実態調査」調査概要
・調査主体:ライオン株式会社
・期間 :2020年9月18日(金)~9月23日(水)
・調査地域:全国
・方法 :インターネット調査
・対象 :3歳~8歳のお子さま子どもをもつ保護者412名
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