電車内で…『離せって言ってんだろ！』隣の車両から突然の怒声。振り返った直後⇒男性が吹っ飛んできて―！？

怒鳴り声が響いた電車内、全員が固まった理由

休日の昼下がり、私は電車に揺られながら、座席でのんびりと過ごしていました。車内はそこまで混んでおらず、ゆったりとした時間が流れていたんです。

そんな中、突然「離せって言ってんだろ！」と大きな声が響いてきました。「えっ…なに？」と驚いて振り返ると、隣の車両で怒鳴り声をあげている男性たちの姿が目に入りました。

どうやら乗客同士のトラブルで、もみ合ったり離れたりを繰り返していました。そのうち、片方の男性がこちらの車両へ逃げようとする素振りを見せていて、私は「頼むからこっちに来ないで…」と心の中で願っていました。

しかし、その願いもむなしく、その男性が通路を渡ってこちらの車両に移ろうとした瞬間、追いかけてきたもう一人の男性が転倒。そのはずみで、二人とも吹っ飛ぶようにこちらの車両へ。

周囲の乗客たちは恐怖で視線をそらし、息をひそめて固まっていました。私も咄嗟にスマホを握りしめ、いつでも通報できるように構えました。

しかし立ち上がった男性たちは頭が冷えたのか、真顔でにらみ合うだけ。

結局、次の駅で駅員さんと警察官が待ち構えていて、男性たちは特に抵抗することなく連れて行かれました。あのときの緊張と恐怖は今でも忘れられません。（女性/33歳/会社員）

突然の出来事に、私たちは案外無防備かもしれません。「何かあったらどうする？」と、想像するだけでも違いますよね。

次に起きるかもしれない“もしも”、あなたは備えていますか？

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。