私の名前は彩子、37歳。
夫の大輔とは、もう一人の幼馴染・まなみも交えた3人組として、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。
大学卒業後、大輔と付き合うことになり、7年前に結婚。
しかし、結婚を境に、優しかったはずの大輔は私に批判ばかりするようになった。
「おい彩子、飯はまだかよ。なんだこの飯、マジでうまくないわ」
自分の忘れ物を私のせいにするなど、その態度はエスカレート。
私は、共通の友人であるまなみに相談したが、「彩子の考えすぎじゃない?」と、取り合ってもらえなかった。
大輔の怪しい行動は、ますます増えていった。
夜は帰りが遅くなり、スーツにはラメがつき、女性向けブランドのレシートが落ちている。
ついには、急な出張だと言い、金曜の夜から家を空けるようになった。
「正直、私、あなたの浮気を疑っているの」
耐えられなくなった私がそう問い詰めると、大輔はあっさりと浮気を認めた。
「ああ、分かった分かった。そうだよ、俺、浮気してるよ」
「やっぱり…。浮気相手を、ここに呼んでちょうだい」
私は、せめて相手の顔だけでも見ておきたい、そう思った。
しかし、大輔が連れてきた浮気相手の顔を見て、私は言葉を失った。
「連れてくるわ」
「…まなみ!?」
そう、夫の浮気相手は、私たちの共通の友人であり、私が悩みを相談していた、まなみ本人だったのだ。
「彩子が悪いのよ。私に何も言わずに大輔と付き合った、彩子が悪いの!」
「え…?」
「私の方がずっと長い間、大輔を好きだったのに! 彩子が大輔を奪ったから!」
「奪ったって…。私、まなみが大輔を好きだったなんて、知らなかったんだけど…」
「そういう嘘つくのよ! ずっと片思いしてた私に勝てて、優越感に浸ってるんでしょ!」
まなみは、訳の分からない理屈で私を責め立て、大輔もそれに同調した。
「俺は、俺のことをずっと思ってくれてた、まなみとの間に“真実の愛”を見つけたんだ。お前とは離婚して、まなみと再婚する」
「ってことで、私たちハワイで結婚式します! 彩子も来てね!」
二人は、私を嘲笑うかのように、ハワイでの結婚式の招待状を突きつけてきた。
[pagelink link=https://oyako-heya.jp/articles/18544 title=次の話] 出典:嫁子のスカッと漫画
イラスト:嫁子のスカッと漫画
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心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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