私の名前はくみ子、42歳。
1年前に会社を起業し、社長として働いている。
夫の大輔は、私が仕事をする代わりに家事をしてくれると約束したが、実際は何もせず、義両親と一緒になって私を責める毎日だった。
「大輔があなたのためにって買ってくれた家でしょ! それなのに掃除すらしないなんて!」
「社長の大輔が頑張って働いてるのに、あなたは家事もしないでダラダラしてるだけ!」
「俺が働いてなきゃ、この子は生活できないんだぞ!」
私が大輔に養ってもらっていると信じて疑わない三人。
しかし、それは大きな勘違いだった。
ある日、いつものように私を責め立てる三人に、私はついに別れを告げた。
「分かりました。そういうことなら、私、この家を出ていきます」
「な、何言ってるんだよ! まさか本当に…」
「冗談なんかじゃない、本気だよ」
私が本気だと悟った大輔は、なぜかひどく狼狽していたが、私はそのまま家を出て行った。
それから一ヶ月後。三人の住む家の電気、ガス、水道が全て止まった。
「もしもし、くみ子さん? 家の電気やガスが止まっちゃって、困ってるのよ…」
「それは大変ですね。支払い、頑張ってください。それじゃ」
そう、家の光熱費を払っていたのは、私だったのだ。
さらに、大輔の会社は1年前に倒産しており、無職だったことも、義両親はこの時初めて知った。
翌日、義両親は私の会社にまで押しかけてきて、大声で騒ぎ始めた。
「くみ子さん! 私たちが悪かったわ! だからすぐに戻ってきてちょうだい!」
「これ以上騒ぐなら、警察を呼びますよ」
私がそう言って追い返すと、彼らは一旦引き下がった。
しかし、本当の悪夢はここからだった。
数日後、部下のみさちゃんから、最近付き合い始めた彼氏の惚気話を聞かされた。
「とある企業の社長さんなんです。写真があるんですけど…」
「え…こ、これは…大輔!?」
「ええっ!? まさか、社長の旦那さん!?」
そう、大輔は独身だと嘘をつき、私の部下であるみさちゃんと、半年も前から付き合っていたのだ。
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出典:嫁子のスカッと漫画
イラスト:嫁子のスカッと漫画
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。 ※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。 ※この物語はフィクションです。 (おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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