子どもがまだ5ヵ月くらいのときのことです。 とある飲食店で食事をしていたのですが、途中で眠くなってしまったのか、子どもがぐずり始めてしまいました。 泣き声はどんどん大きくなり、周囲の方に迷惑をかけてしまいそうで、私は焦るばかり。
食事どころではなくなってしまい「うるさくしてすみません…」と席を立とうとしました。 すると、隣の席にいたご年配の女性が「抱っこしといてあげるよ。ゆっくり食べなね。子どもが小さいと大変だよね」と声をかけてくださったのです。
そして泣いている子どもをやさしく抱っこして、ゆらゆらとあやして寝かしつけてくれました。 私はその間に、急いでではありますが食事を終えることができました。
実は、似たようなことがもうひとつあります。 子どもが2歳くらいだったころ、同じく外食中に子どもが泣き出し、私はまた焦っていました。 そのときは、スタッフの方がそっと近づいてきて「お母さん、大丈夫ですよ。ゆっくり食べてくださいね」と声をかけてくださいました。
それだけでも胸がじんわりしたのですが、その方は子どもの相手までしてくださって…。 泣いていた子どもも、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。
子育て中の外食は、思い通りにいかないことばかりです。 でも、あのとき出会ったやさしい言葉と行動は、今でも忘れられません。 思い出すたびに、胸の奥があたたかくなります。 (女性/38歳/会社員)
誰かのちょっとした気遣いや優しさが、ふと心を軽くしてくれることってありますよね。 そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。
みなさんのまわりでも、そんな“忘れられない優しさ”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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