中学2年のとき、ソフトテニスの試合で部活のみんなと電車に乗っていました。 私は当時、同級生から無視されたり悪口を言われたりしていて、この日も目の前でヒソヒソと声が聞こえました。
「ねえ、あいつ臭くね?」
逃げ場のない車内で笑われ、ただうつむくことしかできませんでした。
すると隣に座っていた女性が小声でそっと話しかけてきました。 「あなた、前の子たちと同じ部活?」
私はうなずくだけでしたが、女性は手帳から紙を一枚ちぎり、何かを書いて私に渡してくれました。
「乗っている大人は、みんなあなたの味方です。 明らかな悪意に負けず、よく頑張っています。 これから試合かな? 誰よりも輝いて、悔いのないように全力を出してきてね」
「えっ…」と顔を上げると、同級生たちが乗客にじっと見られていて、なかには鋭い視線も。 さっきまで笑っていた子たちは明らかに動揺し、顔がみるみる青ざめていきました。
その手紙と無言の視線が、私にとってどれほど心強かったか。 今でもずっと忘れられません。 (女性/26歳/契約社員)
誰かのちょっとした気遣いや優しさは意外と心に響くものです。 そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。
みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
妹が「遺産は”全て放棄”して出て行って(笑)」というので、お望み通り【実家...
2024.10.09
妊娠後に失踪した夫…しかし⇒「ごめん遅くなった!」「え…誰?」出産を聞きつ...
2024.08.01
人のモノを盗む泥棒ママ#6
2024.08.21
閉店間際のラーメン屋で…親子がラーメンを注文。しかし会計時⇒「申し訳ありま...
2025.06.24
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
「妹一番」で生き続けた家族の末路#4
2024.08.01
出産予定日まで失踪していた夫#6
2024.08.01
出産予定日まで失踪していた夫#5
2024.08.01
「妹一番」で生き続けた家族の末路#5
2024.08.01
出産予定日まで失踪していた夫#7
2024.08.01