テツ夫婦は、店の借金返済に追われ、コウジの実家への執着を強める。「元々俺の家だ」と言い張り、夜間に鍵を使って実家へ侵入。昼間、鑑定士が作業していた部屋から、骨董品を盗み出した。「これで贅沢三昧だ」と舞い上がったテツ夫婦だったが、翌日鑑定に出したところ、盗んだ品は全て「眼索(偽物)」で、1万円にも満たない価値しかないと判明し愕然とする。
鑑定士のフジサンから連絡を受けたコウジは、偽物を盗んだテツ夫婦の行為に呆れ、警察に通報する。テツは「兄弟なんだから金を分け合うべきだ」と助けを求めるが、コウジは「父さんはあんたたちのATMじゃない」と一喝。さらに、「骨董品は金に変えず、父の遺志に従って全額美術館に寄贈することにした。俺たちには一銭も入らない」と告げ、テツたちの金銭的な目論見を完全に打ち砕いた。
コウジの通報により、テツとアビは住居侵入と窃盗で有罪(執行猶予付き)となり、事件はニュースでも取り上げられた。彼らが経営していた店は潰れ、今は借金返済に追われる生活を送っている。一方、父の骨董品は美術館で大切に保管され、コウジとソラは「父の気持ちが報われた」と喜んだ。チチの願い通り、大切なものは守られ、遺産に目がくらんだ兄夫婦には天罰が下る形で、物語は幕を閉じた。
出典:モナ・リザの戯言 イラスト:モナ・リザの戯言
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。 ※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。 ※この物語はフィクションです。 (おやこのへや編集部)
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