【後編】出産直後…夫「全然似てねーな。DNA鑑定だ（笑）」と托卵を疑うのでお望み通り鑑定した結果…

アカマツが浮気を疑った歪んだ理由

アカマツは、半年ほど前に上司から聞いた話が原因だと告白します。上司は、自分の妻が不倫をしており、生まれた子供が他人の子だったという不幸な経験を語り、「怪しいと思ったらすぐ検査しろ」と助言。もともと子供が苦手だったアカマツは、上司の話に影響され、「他人のガキを育てるのはごめんだ」と極度の不安に陥りました。さらにカリンのささいな言動を不倫の兆候だと捉え、被害妄想を膨らませていき、生まれた瞬間にDNA鑑定をしてやろうと決意したわけです。

アカマツ両親の登場と弁護士カード

真実を知ったアカマツは、カリンとユリに謝罪し、「ちゃんと育てる」と態度を一変させますが、カリンは耳を貸しません。そこにアカマツの両親が現れますが、アカマツから何も根拠を聞かずに彼の話を信じていたことをカリンの両親に責められます。さらに、カリンの両親は、アカマツが送った大量の誹謗中傷メッセージの存在を突きつけ、これ以上騒ぐなら弁護士を立てて話を進めると警告しました。

離婚成立とカリンの再出発

言い逃れができなくなったアカマツと彼の両親は、最終的に慰謝料と新居の譲渡に応じ、離婚が成立しました。カリンは現在、実家で娘のユリを育てながら、シングルマザーとして生活しています。アカマツの両親は頻繁に謝罪の連絡をしてくるものの、カリンはまだ全てを許してはいません。確たる証拠もないのに妻を疑い、誹謗中傷に走ったアカマツの行動は、夫婦間の話し合いを放棄した、あまりにも身勝手なものでした。