夫はとにかく「自分の常識」を押し付けてくる人です。 料理の味付けから掃除の仕方まで「普通はこうだ」「お前はおかしい」と全否定。
私がいくら反論しても「それは逃げだ。教育がなってない」と聞く耳を持ちません。
言葉が通じない夫に限界を感じた私は、ある日、実家の父に相談。 「一度、普段の様子を見てみたい」という父を家に招き、あえて夕食の時間に合わせて来てもらいました。
そして当日。 何も知らない夫が帰宅しました。 私は父をリビング続きの和室に案内し、ふすまを閉めて待機してもらっていました。
夕食が始まると、さっそく“いつもの説教”が始まりました。
「味噌汁、具が多すぎないか?普通は豆腐とワカメだろ…これだからお前の家は常識がない」
父がすぐ後ろのふすま越しに聞いているとも知らず、夫は私の両親の悪口まで言い放ちました。 そんな夫に「そんなに文句があるなら、直接父に言ってくれる?」と言うと、夫は「都合が悪くなったらそうやってすぐに親に頼る…」と鼻で笑いかけた、そのときです。
夫の背後で、閉め切っていたふすまが勢いよく開きました。
父が「私の育て方が悪いと?」と言うと、夫が「ひっ…」と短い悲鳴を上げました。 全てを聞かれていたと悟った夫はみるみるうちに顔面蒼白になり、ガタガタと震えだして非常にスカッとしました。
それ以来、夫のモラハラ発言はすっかりなくなりました。 (女性/53歳/会社員)
パートナーに対する“攻撃的なひと言”は、想像以上に相手の心を深く傷つけます。 家族だからこそ、言葉の温度には敏感でいたいもの。
すれ違いが大きなトラブルにならないよう、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけたいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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