学生の頃、友人と遊びに行く約束をしていたときのことです。 同じ路線のバスに乗り、途中の停留所で友人が合流する予定でした。
私が先にバスに乗っていて、あとから友人が乗り込んでくるという段取りです。 友人が待っているバス停が近づき、バスがゆっくりと停車しました。
窓越しに友人の姿を見つけ「おーい!」と手を振って合図を送りました。 ところが、友人がなかなかバスに乗ってきません。
「どうしたんだろう?」と不思議に思って窓越しに様子をうかがうと、友人は焦った表情で「ドアが…!」と口を動かしています。 なんと、乗車口のドアが故障か何かで開かなかったらしく、そのままバスが発車してしまったのです。
走り去るバスを友人が必死に追いかけてくるのが見えました。 でも、バスの速度にはとても追いつけません。 パニックになった私はすぐに運転手さんのもとへ駆け寄りました。
「待ってください!ドアが開かなくて、友人が乗れなかったんです!」
必死にそう伝えると、運転手さんも驚いた様子でしたが、安全を確認したうえでわざわざ停留所まで引き返してくれました。
おかげで無事に友人を乗せることができ、その日は予定通り遊びに行くことができました。 あのとき、臨機応変に対応してくれた運転手さんには本当に感謝しています。
ただそれ以来、自分がバスを待つたびに「今日はちゃんと扉が開くかな…」と、ふと不安になってしまうことがあります。
(女性/30代/会社員)
電車やバスなどの公共交通機関では、さまざまな人が乗り合わせる分、思いがけないトラブルに巻き込まれることもあります。 万が一トラブルに遭遇してしまったときは、まず自分の身の安全を最優先に動きましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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