子どもの「食べムラ」「偏食」への対応は…無理強いをしない!保育士流アプローチ

子どもの「食べムラ」「偏食」への対応は…無理強いをしない!保育士流アプローチ
子どもの偏食に頭を悩ませているママやパパも多いですよね。特に体にいいとされている食品は食べてほしい…。 その気持ちが強くなりすぎると、逆効果です。 保育現場で培ったノウハウを元に、子どもの気持ちに寄り添いながら、上手に偏食と向き合うヒントをお伝えします。
目次

「うちの子、野菜が全然食べられないの…」そんな食べムラ、偏食に悩むママやパパも多いのでは︖ 子どもの偏食は、成長に欠かせない栄養が偏るだけでなく、保護者のストレスにもつながります。でも、無理に食べさせようとしても逆効果なことも。保育の現場で培ったノウハウをもとに、偏食に悩むママとパパに寄り添う解決策をお伝えしましょう。

1. 偏食の原因を理解する

偏食の原因は、子どもによってさまざま。「味や食感が苦手」「食べ慣れていない」「注目を引きたい」など、理由は十人十色です。まずは、わが子の偏食の原因を見極めることから始めましょう。保育園の給食時の様子を先生に聞くのもおすすめです。他の子の影響を受けていたり、家での様子とは異なる姿を聞くことも珍しくありません。

2. 子どもの気持ちに寄り添う

偏食の子に対して、つい「食べなさい︕」と強要してしまいがち。でも、それでは子どもの食への意欲が失われてしまいます。大切なのは、子どもの気持ちに寄り添うこと。「〇〇ちゃんは、野菜が苦手なのね」と共感しつつ、「どうしたら食べられるようになるかな」と一緒に考えてあげましょう。

3. 食べ物への興味を引き出す

苦手な食べ物も、興味を持てば食べられるようになるもの。料理を一緒に作ったり、絵本で食べ物の話を読んだり、食への関心を高める工夫をしてみましょう。保育園では、食材当てクイズや野菜の収穫など、食育活動を通して食べ物への興味を引き出しています。家庭でも、楽しく食に触れる機会をつくってみてくださいね。

4. 無理強いせず、小さな成功体験を積み重ねる

偏食の改善は、焦らずゆっくりが基本です。無理に食べさせようとしても、かえって拒否反応を招くだけです。まずは、少しでも口にできたことを褒めて、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。苦手な食べ物も、少量から始めて徐々に量を増やすのがコツ。一口でも食べられたら、子どもの頑張りをたくさん認めてあげてくださいね。

5. 食事の雰囲気を大切にする

食事の雰囲気も、偏食に大きく影響します。みんなで楽しく食べる共食の時間を大切にしましょう。テレビを消して、食事に集中できる環境を作るのもおすすめ。保育園では、楽しい会話を交えながら、明るい雰囲気で食べることを心がけています。ママとパパも、笑顔で食事を楽しむ姿を見せることで、子どもの食への意欲を高められます。

まとめ

子どもの偏食は、ママとパパを悩ませる大きな課題。でも、無理強いは禁物です。子どもの気持ちに寄り添い、食べ物への興味を引き出しながら、ゆっくりと改善を目指すことが大切。小さな成功体験を積み重ね、楽しい雰囲気の中で食事を進めていきましょう。

偏食の悩みは、一人で抱え込まずに周りの力を借りるのも大切。保育園の先生やママ友とも情報交換しながら、わが子に合った方法を見つけていってくださいね。あせらず、子どもの成長に合わせたペースで、一緒に食の楽しさを味わっていきましょう。

ライター/監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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