塾講師時代から子どもたちを見てきて思うことは、子どもにとってパパとママの存在は親が想像している以上に大きいということ。それは幼児のときも、成長しても変わりません。
そんなパパとママが発するささいなひと言は、子どもにとってプラスのエネルギーにも、足かせにもなります。
それは決してプレッシャーに感じることではありません。
日々の子育ての中で、新しいことを始めなきゃ、流行りの子育てをしなきゃ、のように「〜しなきゃ」と焦る必要はなく、いったん足を止めて「最近、わが子をほめているかな」と言動を振り返ってみてください。
小学生のたとえになりますが、親はついテストの点数に一喜一憂しがち。つい「100点すごいね!」と点数をほめがちですが、それだけだとすごくもったいないんです。
「この問題、こないだできてなかったけどできてるじゃん!」など、点数だけでなく中身を具体的に伝えることで、ほめの力はぐぐっと大きくなります。
このようなほめ方ができるように、日常からくせをつけていくと、子どもの自己肯定感に差が出てきます。
私は元々ほめることが好きだったということもありますが、子どもをほめることには、昔やっていた営業マンの経験が活きています。
営業マン時代、先輩がただのボールペンを出して「これを1分でほめてみて」なんてトレーニングをしていました。トレーニングをすれば、ほめるところが何もないと思っていたものに対しても、ほめどころを探してほめられるようになるので、ほめどころがあふれまくっている子どもをほめるのは簡単なはずです。
教育熱心な親ほど子どもへの期待値がつい高くなりがちで、ほめどころのハードルが上がりがち。そこはぐっと下げるようにしてください。
また、ほめるトレーニングをした後の落とし穴として、ほめどころを間違えてしまう、ということがあります。子どもが大したことじゃないとわかっていることをほめると「こんなことでほめてくれるなら、そんなにがんばらなくてもいいかな」と思ってしまったり、「本当はすごいと思ってないんじゃないか」と疑ってしまったりするので逆効果です。
何でもかんでもほめればいいというものではないので、それだけは注意してください。
ポイントとしては「本心」であること。
どんな些細なことでも"私"がすごいと思ったことであれば、そのほめ言葉の理由付けも想いの熱量も勝手にくっついてきます。そして、子どもたちは「本心」を見抜く天才です。なので、「すごい」のハードルを下げて、本心でお子さんに伝えてあげてください。
まずは1日1回ほめる!そこから始めてみてはいかがでしょうか。
教育YouTuber 葉一
1985年、福岡県生まれ。東京学芸大学卒業後、教材販売会社勤務、学習塾講師を経て、2012年から小学校3年生から高校生向けの学習動画を配信。経済的事情から望む教育が受けられない教育格差の解消を目指す。最新刊に『塾へ行かなくても成績が超アップ!自宅学習の強化書』(フォレスト出版)。2男の父。
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