子どもをスマホ好きから”本好き”へ!教養や認知機能を高めるために親ができるコト

子どもをスマホ好きから”本好き”へ!教養や認知機能を高めるために親ができるコト
赤ちゃんのころからお子さんに読み聞かせをしてきた親御さんは多いと思います。 幼稚園や保育園になると、楽しめる絵本の幅も広がり、好みもでてきますよね。 図書館を上手に使って、本好きの子を育てているご家庭をたくさん見てきたので、その様子を紹介します。
目次

図書館のカードを作ってあげる

市立図書館や区立図書館など、自治体の図書館を活用していらっしゃるでしょうか。 小さい子が利用しやすいスペースがあったり、読み聞かせのイベントが開かれたりと、子育て支援に積極的な図書館も増えましたね。 おうちの方のカードでお子さんの本を借りるのもよいですが、ぜひお子さん専用のカードを作ってあげてほしいと思います。 大人と同じ自分のカードがあると嬉しいですよね。 本人確認ができるものがあれば図書館のカードは作れますし、大人と同じだけの冊数を借りることができるところが多いはずです。 「このカードでたくさん本を借りたいな」と思ってくれるといいですね。

いろいろなジャンルの絵本をたくさん借りる

お子さんに本選びをまかせてしまうと、同じようなジャンルにかたよってしまいませんか? 図書館には、ジャンル別に本をそろえているところもありますので、いろいろなジャンルからお子さんに本を選ばせるとよいかと思います。 「うちの子図鑑ばかり…」 「乗り物の本にしか興味なくて…」 そんなお子さんでも、幼稚園や保育園ではいろいろなお話の読み聞かせを楽しんでいるはずです。 お子さんが選ばなさそうな絵本でも、おもしろそうだなと思ったら読み聞かせをしてあげてください。 意外と楽しんでくれると思いますよ。 人気の絵本や定番の絵本だけではなく、年齢に応じた科学読み物や昔話も、教養をつけるのにおすすめです。 もちろんお子さんが好きな本も、たくさん読んであげてくださいね。

家族で本を借りて楽しむ

本好きのご家庭の様子を聞くと、親子で毎週図書館に通い、一人ずつたくさんの本を借りているようです。 大人は「時間がなくてそんなに本を読めない」と思いますよね。 全て読む必要なんて、ないのです。 料理や収納の本や雑誌、旅行のガイドブックなど、すきま時間に手にとって楽しめる本もたくさんあります。 読み切れなくても大丈夫。 親御さんがたくさんの本を借りて楽しむところを見せてあげてください。

本の楽しみ方も、読み聞かせだけではありません。 文字のひろい読みができるようになれば、親御さんのとなりで読書ができるようになります。 きょうだいがいれば、一緒に本を楽しむこともできるでしょう。 間違い探しや迷路の本はお子さんの認知機能を高めますし、大人も一緒に遊べます。

いろいろな本があることを知っている大人だからこそ、お子さんに幅広いジャンルの絵本に触れさせて、本に触れる時間を増やしてあげたいですね。

おわりに

幼児期からスマートフォンを長時間使い、感情のコントロールが難しい子が増えているという指摘があります。動画やゲームだけが楽しいことだと思う前に、手先を動かす遊びや絵本の楽しさを経験させてあげたいですね。

ライター/監修:かなせんせい(小学校教諭専修免許状、幼稚園教諭第一種免許状、中学校教諭第一種免許状(理科)、高等学校教諭第一種免許状(理科)、図書館司書教諭)

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監修者

・小学校教諭専修免許状/幼稚園・中学校(理科)・高等学校(理科)教諭第一種免許状/図書館司書教諭免許状資格 かなせんせい

小学校に15年勤務し、教員として子どもや親御さんとかかわってきました。教え方や自分の子育ての経験を保護者に伝えたときに喜んでもらえた経験から、退職してからもライターとして活動しています。

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