時計の読み方をマスターしよう!子どもが楽しく覚えられる教え方とは?

時計の読み方をマスターしよう!子どもが楽しく覚えられる教え方とは?
小学校に入学すると、時間割に沿った行動が求められ、時計を読めなければいけません。1年生の授業で読み方を教わりますが、就学前から時計に慣れておくと、その後の学びがスムーズです。この記事では、時計の読み方を教える際のポイントと教え方の3ステップを解説していきます。
目次

時計はいつから教える?

望ましいタイミングとしては、子どもが数を理解し始めたとき。日常の中で、何気なく一緒に時計を見る機会を作っていきましょう。

はじめは、時計の読み方を教えるというより、時計の数字を見ることに慣れるというイメージです。

教えるときのポイントとは?

教えていくうえで大切なことは、子どもが楽しんで学べる環境を整えること。

時計の読み方は、一朝一夕で身に付くものではありません。あまりプレッシャーをかけずに、日常の中で時計に触れる機会を増やしていきましょう。

アナログ時計を準備する

スマホでの時間確認やスマートウォッチの普及などで、時計もデジタル化しています。アナログ時計がないという家庭も、多いのではないでしょうか。

時計の読み方はアナログ時計で学びます。子どもが数に興味を持ち始めたタイミングなどで、アナログ時計を準備し、日常的に時計を見る習慣をつけていきましょう。

日常の中で時計を意識する声かけ

「いま何時?」など、子どもに意識的に聞いてみましょう。もちろん、間違っていても問題ありません。

時計を見て、数字と針の位置を確認する習慣を身に付けることが大切です。時計を見る機会が、読み方を教えているときだけになってしまうとなかなか身に付きません。

時計を少しずつ身近なものにしていきましょう!

知育玩具やゲームを活用する

実際の時計を見て学ぶだけでなく、時間が学べる知育玩具や携帯ゲームなどが多くあります。

すべてゲームから学ぶことは望ましくありませんが、楽しく学べるという点では大きな役割を果たします。知育玩具やゲームも上手く活用していきましょう。

3ステップで楽しく覚えよう!

最初から細かい時間の読み方を教えると、混乱してしまいます。ステップを踏みながら、ゆっくりと理解していくことが大切です。

短針の読み方を知ろう

まずは、短針の読み方を理解します。時計を読むというより、短針の場所を確認することで、日常生活の中で時間を意識する習慣付けが目的です。

「短い針が○(数字)のところにあるから、△△の時間だね!」というように、おおまかな時間意識から始めていきましょう。

「ちょうど」と「30分」を理解しよう

短針の理解ができたら、次は長針の読み方に慣れていきます。はじめは「ちょうど」と「30分」が理解できるように教えましょう。

「今、長い針が12にあるから、6のところまでに○○を終わらせようね!」など、30分単位で行動を伝えるように意識しましょう。そうすると、自然に「ちょうど」と「30分」の感覚が身に付いていきます。

1~60の数を数えられるようになろう

「ちょうど」と「30分」が理解できれば、次は「分」を覚えます。「分」を覚えるには、1~60まで数えられることが必要です。

まだ、1~60まで数えることが難しい場合は、先に数えられるようになりましょう!

「分」を覚えよう

では、最後のステップです。細かい「分」の概念を教えていきましょう。

はじめは分かりやすく「5分」「10分」とキリの良い時間から教えます。おおよそ理解ができてきたら、1分単位で細かい時間を見る練習をしていきましょう。

机上で教えていても、なかなか理解が難しいのが時計の読み方。日常の中で「今短い針はどこにあるかな?」「○○は長い針がどこに来たらお終いにする?」など、日常の中で時計を読む習慣を意識付けることが大切です。

まとめ

数字に興味を持ち始めたときが、時計の読み方を教えるチャンスです!

はじめは時計を見る習慣を付けたり、慣れるところから。ステップを踏みながら、子どもが時計に慣れるまでゆっくりと見守ってあげましょう。

ライター/監修:kana (保育士資格・幼稚園教諭一種免許状)

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執筆者

保育士資格/幼稚園教諭第一種免許 kana

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