整理収納アドバイザーの副島です。
クリスマスにお正月準備にと12月も忙しい子育て家庭。また、今年の年末は帰省など外出する家庭も増えるのではないでしょうか。
ゆっくり家にいる時間で整理収納を…とはいかないかもしれない今年の年末。年末の限られた時間で、子育て家庭が「これだけはやっておきたい」整理収納のポイントを3つご紹介します
年末は園から持ち帰る作品があったり、クリスマスプレゼントをもらったりと子育て家庭でも1年を通して一番モノが増えやすい時期。
でも、そんな12月は、実はおもちゃ整理のチャンスです。
お子さんに「サンタさんがくれるプレゼントを置く場所がないね」と置き場所を作るようにしながら、今持っているおもちゃの見直しをしましょう。
そのとき、収納が足りなくなって買い足すようなことをしてしまってはいけません。今ある収納に収まるように、おもちゃの量を見直しましょう。
おもちゃを一緒に出しながら子どもに整理してもらいます。「いるか、いらないか」を聞くと大概「全部いる!」となってしまうので、そこでの整理のポイントは、その子に響く声かけでわけてもらうことです。
「遊んでいる・たまに遊んでいる・遊んでいない」で分けたり、「好き・あまり好きでない」で分ける、他には「お兄さんお姉さんぽいもの」と「赤ちゃんぽいもの」に分けるなどいろいろ工夫してみてください。
最初はうまくできなくても、慣れれば子どもはきちんと分類できます。
見直しに時間がかかりすぎて途中で飽きてしまう場合は、そもそもおもちゃの量が多いのかもしれません。
量が多すぎると毎日のお片付けも大変なので、お片付け上手な子にするには、子どもが管理するおもちゃの量を減らしてあげることも必要です。
子どもがいらないと言ったものの、高かったから、祖父母からのプレゼントだから…などの理由で親が手放しにくいモノがあった場合には、子どものおもちゃの置き場ではなく親の元で管理しましょう。
小学校入学直前の春休みは、家族揃ってお休みの日が少ない場合が多いので、小学校に上がるなど環境が変わるご家庭は、年末から子どものスペース・子ども部屋の整理など準備を始めておくのもよいでしょう。
小学生男子がいるわが家では、年末はプリント整理や学用品の見直しもしています。小さいころから"年末は自分の持ち物を見直し、掃除をする!"と習慣づけておくとよいですね。
コロナ禍での外出自粛からおうちごはんが増え、食材のストックを多めに買っていたり、外食代わりにお弁当やおかずのテイクアウトが増えてドアポケットに小さな調味料がたまっているというご家庭も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫の中とストックを見直し、今あるものを把握してから年末年始の食材を買いに出かけましょう。
賞味期限を確認し、短いものはカゴなどに「先に食べる」と書いてまとめておきます。賞味期限の長いものは再度見直した時わかりやすいように大きくラベルを付けると便利です。
ちなみに、最近では地震など自然災害も多いので、防災を意識しながらストックする食材を購入するとよいですね。特に小さい子がいる家庭では、被災した時は普段食べているものが食べられるということが安心につながります。
この年末を機に、普段から食べ慣れている食品を防災食に回せるようなストックを用意しておくとよいと思います。
わが家では、さっと調理できる早ゆでショートパスタやそのまま食べられるゼリー飲料やレトルトパック、お菓子のキットカット、缶詰など、普段から"消費しながら備蓄していく"という方法をとっています。
タオルや下着、靴下などはいつまで使うか、どのくらい使うか決めていますか?
使い切るのがいつか決まっていないものに対しては、自分で賞味期限の要領で消費期限を決めるとよいでしょう。洋服などもそうですね。
整理収納の仕事をしていて「タオルはいつ取り替えたらよいのでしょうか」とよく聞かれますが、その時は"新しい年になるタイミング"をおススメしています。年末の大掃除に一年使っていた古いタオルを雑巾として使い、新年からはふわふわの新しいタオルでリフレッシュすると気持ちがよいものです。
そのほか、わが家では大掃除のタイミングで、掃除用品の劣化しやすいゴム部分を取り替えたり、道具のメンテナンスもしています。
2021年も引き続きコロナ禍で病院に行きにくく、普段は買わない熱さましなどの市販薬を多めに買いそろえた家庭もあるのではないでしょうか。
また、小さな子がいると通院の機会が多く、処方薬の残りを"いざというときに"と取っている家庭も多いですよね。
ですが、案外薬の消費期限は短いので、この年末に期限が切れているものは処分するとよいでしょう。
消費期限が明確に示されている薬は、整理が苦手な人でも短い時間で判断も早く整理収納ができる場所。年末の整理は薬箱から始めて、やる気アップにつなげてみるのもよいかもしれません。
小さい子どもがいると「いざ」という時に対応するのが大変です。防災食や薬などを見直し、普段ゆっくり片付けできない子どもの場所を、おやこで一緒に時間をとって取り組んでみてください。
家族が気持ちよく暮らせるように、タオルなどちょっとした身近なものを整理し、快適な暮らしに近づけるとよいと思います。
また、年末年始は今年の出来事、今好きなこと、来年の抱負など、家族で話をする機会が増えると思います。
その話の中で、ぜひ「リビングに何があると便利か」「使いにくいところはないか」など、ふだん改めて話す機会が少ない家のことも聞いてみてください。
共有で使う場所やモノにはルールがないとうまくいきません。
家族みんなが快適に暮らせる家にするために、リビングに家族が集まりやすくなるこの時期に、家族とたくさん話して、来年もハッピーな毎日を送れる空間を作ってくださいね♪
整理収納アドバイザー 副島 千尋
大学卒業後、金融機関に勤務。退職後、整理収納アドバイザーの資格を取得し、「ととのYELL」を設立。個人宅の整理収納サービス、コラム執筆、各種セミナー講師として活動中。快適で無理のない「ちょうどいい暮らし」を提案している。おもちゃコンサルタントでもあり、子どもとの関わり方、お片付けにも力を入れている。
「ととのYELL」
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
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