中学校での新学習指導要領スタート！変更点とポイント解説

新学習指導要領の概要

新学習指導要領は、学びの質を深め、子どもたちが将来社会で生きる力を育むことを目的に設計されました。

教育内容は社会の変化やグローバルな視点を踏まえ、知識の理解だけでなく、問題解決能力やコミュニケーション能力など、実社会で必要とされる能力の育成に重点を置いています。

小学校では2020年から、中学校では2021年から新学習指導要領が実施されています。

中学校では、移行措置として2018年から2021年までの期間、従来の学習指導要領と新学習指導要領の内容を段階的に取り入れながら、新しい教育方法に移行しています。

従来の4観点（「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」）から、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点へ評価指標が変更されました。

評価の見直しにより、子どもたちは知識をいかに活用して問題解決につなげるか、積極的に学習に取り組む姿勢などが重視されるようになりました。

新学習指導要領のもとでは、英語教育が大きく変わります。

具体的には、単語数が増加し、中学校では約1600〜1800語を学習します。

また、文法の学習ではコミュニケーションを目的として実践的なアプローチが求められ、英語教育では実用的なスキルの習得が重視されるようになりました。

新学習指導要領の導入により、中学校での学習環境はより実社会に即したものとなります。

これらの変更は、子どもたちが社会で必要な実践的な力を育むための重要なステップです。

保護者の皆様も、変更内容を理解し、子どもの学習を支えていくことが求められます。

（おやこのへや編集部）