ICT活用がすすむ、今の小学校。教室の様子を紹介します

ICT活用がすすむ、今の小学校。教室の様子を紹介します
机の上には教科書とノートとふでばこ。先生の話を聞き、黒板をノートにうつしながら授業は進む。「授業」と聞くとこのような風景を思い浮かべる方も多いのでは。 ですが、最近の教室はちょっと違います。何が違うのでしょうか。
目次

一人一台タブレットが導入されています

教科書に加え、今は子ども一人に一台のタブレットが配布されます。 小中学校では、タブレットはレンタル扱いです。保険には入っていますが、壊した場合はときに弁償が必要となります。 タブレットを使っての学習は遠隔授業、デジタル教科書を使う、タブレット上でのプリント提出をはじめ他にもまだまだあります。学年があがるほどタブレット活用の幅も広がっています。

教室前方には大型モニターや電子黒板があります

今の学校には、教材を写したり、子どものノートを拡大したりできる大型モニターがほとんどの教室にある、と言っても過言ではないでしょう。 さらに特徴的なのは、デジタル化された教科書を日常的に使うことです。デジタル教科書はタブレットで個人で使用したり、大型モニターで学級全員に映されたものを学級全体で見て学んだりします。音声が流れて映像も映りますし、教科書の地図も拡大されてうつります。

教科書や資料集にはQRコードがついています

多くの教科書や資料集にはQRコードがついています。タブレットでQRコードを読み込み映像を見る、個別学習をするということもあります。 文字での説明ではわかりにくいけれど映像ならすぐに理解できる、ということはわたしたち大人でもありますね。映像で学べるようになったのはとても大きな変化だと感じます。

タブレットの持ち帰りや充電方法は各学校によって違います

家で充電するのか、学校で充電するのかは各学校によって違います。タブレットを持ち帰って勉強にも使いますので、充電切れは心配ですね。

破損に注意!

タブレットは1年生とっては大きく感じます。机の上に教科書、ノート、ふでばこ、タブレットも置いたら「あ!落としちゃった!」ということも。 キーボードの間に消しゴムのかすや鉛筆の削りカスが入って動かなくなった、充電の穴に鉛筆の芯が入る、落として画面にヒビが入るなど、思わぬ故障もよくおきます。

個人情報の流出、トラブルにも注意

友だちどうしで写真を撮り、ネット上に流出、持ち帰ったときにタブレットを使って勉強に関係ない画像や動画をとって保護者も一緒に遊ぶなど、残念ながらさまざまなトラブルがおきているのも事実です。 学校からレンタルされているタブレットは勉強道具です。正しい使い方を覚え、正しく活用してくださいね。

ライター/監修:モリハナせんせい(小学校教諭第一種免許状・小学校教諭第二種免許状、幼稚園教諭第二種免許状、保育士免許)

line
執筆者

保育士資格 幼稚園教諭2種 小学校教諭1種2種 モリハナせんせい

モリハナせんせいさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「子育てのヒント」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram