雨の日こそ絵本で心豊かに!年齢別おすすめ読み聞かせ絵本

雨の日こそ絵本で心豊かに!年齢別おすすめ読み聞かせ絵本
窓の外から聞こえるポツポツという雨の音。公園にも行けず、家の中での過ごし方に悩むことも多い雨の日ですが、そんな日こそ“絵本の魔法”がおやこの時間を特別なものに変えてくれます。今回は、雨の日の読み聞かせがもたらすメリットと、おやこで笑顔になれるおすすめ絵本を紹介します。
目次

雨の日を楽しくする絵本の魅力

雨の日は、子どもが外で体を動かせず、エネルギーを持て余してしまいがち。そんなとき、絵本は室内でも心を豊かに育ててくれる頼もしい味方です。 物語の中で冒険したり、空想の世界を旅したりすることで、子どもは自然と感情表現や言葉の力を育んでいきます。

また、読み聞かせの時間は、おやこのコミュニケーションを深める絶好のチャンス。 絵本を一緒に読むことで、子どもは「自分を大切にしてもらっている」と実感し、親は「こんなふうに関われるんだ」と子育てに自信を持つきっかけにもなります。

年齢別のおすすめ絵本

0〜2歳:繰り返しと音が楽しい絵本

・『あめかな!』作:U.G.サトー

雨の音の擬音が楽しく、初めての絵本にもぴったり。描写の雨の色がとてもきれいで、赤ちゃんもつい、引き込まれるような絵本になっています。

・『あめぽぽぽ』作:ひがし なおこ 絵:きうち たつろう

ぽぽぽ、さあさあ、ぴとぴと、じゃくじゃく、きらきら…子どもも大人も心地よくなる、雨粒が語りかけてくる絵本です。

・『ぴょーん』作:まつおかたつひで

ページをめくるたびにジャンプする展開に、子どもが夢中!読み終わったら”ぴょーん”っと、登場したキャラクターの真似をして遊んでみたくなります。

3〜4歳:雨をテーマにした共感型の物語

・『あめふりくまのこ』詩:鶴見正夫 絵:高見 八重子

おなじみの童謡が絵本に。雨の日の静けさと優しさが伝わる一冊。歌詞の情景が綺麗に描かれていてイメージしやすいです。

・『おじさんのかさ』作:佐野 洋子

おじさんは自分のかさをとても大事にしています。大切に思うあまり、雨の日に傘をささずに雨宿り。でもあるきっかけで雨の日に傘をつかってみると…?雨のときに使う道具への愛着や、大切にする気持ちが湧いてきます。

5〜6歳:空想が広がる絵本

・『どしゃぶり』作:おーなり由子 絵:はた こうしろう

突然のどしゃぶりを楽しむ男の子に元気をもらえます。雨の町の姿や、虫たちの姿もみずみずしく描かれていて絵本の世界に引き込まれるでしょう。雨の日をポジティブに捉えられる内容になっています。

・『かさどろぼう』作:シビル・ウェッタシンハ 訳:いのくま ようこ

スリランカの小さな村が舞台のお話です。初めて傘を見たおじさんは、「なんてきれいで便利なものだろう」と思い、買って帰りました。ところが、何度も傘を盗まれてしまいます。傘を盗んだのは誰?ドキドキの展開も、最後のさわやかな終わり方でスッキリします。

まとめ

雨の日はちょっと憂うつ…と思っていた日常が、絵本の力で楽しく温かな時間に変わります。 読み聞かせは、子どもの心を育むだけでなく、親にとっても「子どもは素晴らしい」と実感できる特別な瞬間となるでしょう。

ぜひお気に入りの絵本を手にとって、雨音をBGMにおやこで物語の世界にひたってみてください。 子どもにとって、あなたと過ごすその時間が、きっと一生の宝物になります。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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