挫折続きの就活中…電車内で膝に置いていた履歴書を隣の乗客に見られた結果⇒思わぬ展開になり―！？

挑戦してるだけで偉いよ

あの日は、本当に心が折れそうでした。就職活動に落ち続けて、自信もなくしていて、うつむいたまま電車に揺られていたんです。

そんなとき、隣に座っていた高齢の男性が私の膝に置いていた履歴書をちらりと見て「挑戦してるだけで偉いよ、うちの会社とか受けてみる？」とぽつんと一言。

驚いて顔を向けると、続けて「うちの息子も苦労してた。でも、今は笑って働いてるよ。うちではないけどね。」と話してくれました。

それだけの、ほんの数分の会話でした。でも、不意に涙がこぼれてしまいました。

電車を降りるとき、男性は微笑んで名刺を手渡して「もしどうしてもってときは連絡してね。これから頑張れ！」と手を振ってくれたんです。

結局違う会社に内定が決まり、そこへ就職することになりましたが、あの言葉は今もずっと私を支えてくれています。

あれはきっと、人生にそっと差し込まれた小さな奇跡だったんだと思います。（男性/40歳/会社員）

就活で自信をなくしていた中で交わされた、短くもあたたかい会話。ふとした言葉が不思議と忘れられずに残ることってありますよね。見ず知らずの人との出会いが、未来の自分を助けてくれることもあるのかもしれません。

最近、あなたの心に残った誰かの言葉はありましたか？

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。