「私の育て方のせい?」と悩む親へ。たくさん褒めなくても子どもの自己肯定感が育つ保育士直伝の声かけ

「私の育て方のせい?」と悩む親へ。たくさん褒めなくても子どもの自己肯定感が育つ保育士直伝の声かけ
「ぼくなんて無理だよ」「どうせできないし…」 子どもがそんなふうに自信なさげな様子を見せると、親としては心がギュッと締めつけられるような気持ちになりますよね。 でも、子どもの自己肯定感は、毎日の中のちょっとした声かけで、ゆっくりと育っていくものです。 今日は、今すぐにでもはじめられる“小さな声かけ”の習慣をご紹介します。
目次

1. 自信のなさは「比べられた経験」からくることがある

自信がない子どもには、過去に何かの経験で「できなかった」「うまくいかなかった」と感じた記憶が残っていることがよくあります。

とくに「あの子はできたのに」「もっとがんばって」といった言葉は、知らず知らずのうちに「ぼくはだめなんだ」と思い込ませてしまうことも。

比べられることで得るやる気もありますが、幼い心にはそれが「できなかった自分を否定された」という形で刻まれてしまうこともあるのです。

2. 「できたこと」に気づいて声に出すだけで、心が変わる

自信を育てるために特別なことをする必要はありません。 大切なのは、できていることを見つけて、やさしく言葉にして伝えること。

「自分からおはようって言えたね」「はさみの持ち方、上手になってきたね」「今日の片づけ、昨日より早かったよ」 こんなふうに、本人も気づいていない小さな「できた」を言葉にしてもらうだけで、子どもの心には「あ、ちゃんとできてるんだ」という安心感が芽ばえていきます。

3. 声かけは“評価”よりも“実況”で

「すごいね!」「えらいね!」といった言葉ももちろん嬉しいものですが、毎回そう言われると、子どもは「すごくないとダメなんだ」と感じてしまうこともあります。

それよりも「見ているよ」「気づいているよ」という言葉のほうが、子どもの心にはより深く届きます。

たとえば「静かに絵本をめくっているね」「お友だちにおもちゃ貸してあげたんだね」

こうした実況中継のような声かけは、子どもの存在そのものを受け入れていることを伝えてくれます。

4. 「やろうとしている姿」に目を向けてみる

結果ではなく「やろうとしていたこと」や「挑戦しようとした気持ち」を認めてもらうと、子どもはとても励まされます。 「ちょっとむずかしかったけど、最後までやってたね」「途中でくやしそうだったけど、あきらめなかったね」

うまくいかなかったときほど、そっと寄り添う声かけが心に残ります。 できた・できなかったに関係なく、見守られているという実感が、少しずつ自信の芽を育てていきます。

5. ママやパパ自身にも「できたね」を届けよう

子どもにやさしく声をかけたいと思っても、親の心に余裕がなければ難しい日もありますよね。 ついイライラしてしまった、うまく言えなかった…そんな日もあって当然です。

そんなときは、自分自身にも「今日はがんばった」「朝バタバタの中で、おにぎり握ってたな」と、小さな“できたね”を届けてあげてください。 ママやパパの心が満たされると、子どもにも自然とやさしいまなざしが向けられるようになります。

まとめ

自信がなさそうに見える子どもには「ぼくってダメかも」という思い込みが、少しずつ積み重なっていることがあります。 でも、その思い込みは、毎日の小さな声かけでやさしくほぐしていくことができます。

「できたことを伝える」「見ているよと伝える」今日からできるその一言が、子どもの心に「ぼくは大丈夫」「わたしにもできる」という気持ちを育てていきます。 難しいことではなく、いつもの暮らしの中でできること。

ぜひ、今日から試してみてくださいね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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