20代前半のころ、旅行好きだった私はひとりで県外へ旅行に行くことにしました。
出発の朝、飛行機に乗り込んだものの、実は私は飛行機がとても苦手。 このときも旅行のワクワクと飛行機への緊張が入り混じりながら、予約していた窓際の席に着きました。
少しでも気を紛らわせようと、イヤホンを耳に入れ、携帯を手に持って準備完了。 その隣には、40代くらいのスーツ姿の男性が座ってきました。
やがて飛行機は離陸。 朝が早かったこともあり、私は運良く眠気に襲われ、気がつけばすっかり爆睡していました。
すると、なぜか右肩に強い衝撃を感じました。 突然、右肩をガッと掴まれた感触がしたのです。
驚きで目を開けると、隣の男性が無表情で私をじっと見つめていました。 首を真横に捻った状態で、目を見開いていました。
一瞬、何が起こっているのか分からず、怖くなってすぐに目を閉じてしまいました。
肩を掴まれた手が離れたので、気になってもう一度そっと見てみると… さっきとまったく同じ角度、同じ表情のまま、男性はこちらを見つめ続けていたのです。
あまりにも不気味で、そのまま到着まで寝たふりを貫きました。 不思議なことに、男性は着陸のときには何事もなかったように普通の様子に戻っていて…。
あれは一体なんだったのか、いまだに分かりません。 思い出すと少しゾッとする、私のちょっとヒトコワな体験です。 (女性/26歳/会社員)
限られた空間で感じる、説明できない視線の不気味さ…。 「ただの偶然かも?」と思いたくても、どうしても心がざわつきますよね。
思い出すたびにゾッとする… 皆さんにはそんな体験はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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