満員電車で…「席を譲るから、こっち来て」言われるがまま向かった結果⇒思わぬ人物が待っていて―！？

混雑と酔いで苦しい帰り道に…

帰りの電車で、満員の混雑と電車酔いで気持ち悪くなってしまいました。めまいと吐き気で顔も青白くなり、いまにも倒れそうなほどつらかったです。

そのとき、急に小学生くらいの男の子が、ぎゅうぎゅう詰めの車内をかき分けて私に声をかけてきました。私は反応する余裕もなかったのですが、男の子は「席を譲るから、こっちにおいで」と、夫に言いました。

向かうと、その親御さんが立ち上がり、優しく席を譲ってくださいました。しかもよく見ると、そのお母さんが普段よく行くスーパーの店員さんだったのです。普段から丁寧な対応で、自然に覚えていたのでびっくりしました。

男の子はハンディファンで風を送ってくれて、その優しさに涙が出そうでした。後日スーパーに行き、またそのお母さんがレジをしていて、改めてお礼を伝えました。

今では家族同士で遊ぶようになり、男の子にも「あのときはありがとうね」とちゃんとお礼が言えました。（女性/36歳/専業主婦）

誰かのちょっとした気遣いや優しさが、つらい時間をふっと楽にしてくれることってありますよね。そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。

みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか？

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。