社員食堂で…社員「ほんと使えないな、おばさん!」私「あなた今日でクビよ?」直後⇒私の【正体】に社員「ちょっとまって」

社員食堂で…社員「ほんと使えないな、おばさん!」私「あなた今日でクビよ?」直後⇒私の【正体】に社員「ちょっとまって」
今回は『社員食堂で嫌がらせを続けた勘違い社員』のお話です。

食堂の奥から歩いてきた男性とは…

「しゃ、社長! 聞いてください! 俺ら、このおばさんに犯人だって決めつけられて…!」

「そうか、それは大変だったな。…本当に大変だったのよ」

「え…?」

社長の正明は、なぜか私に向かって優しい言葉をかけました。

「長い間苦労をかけて悪かった。二人には相応の処罰を下すよ」

「は、社長!? なんで俺らじゃなくて、こんなおばさんの話を信じるんですか!」

「信じるも何も、彼女は会社の創業以来ずっと食堂で働いてくれている、私の最愛の妻だからな」

「つ、妻…!?」

そう、私の夫、正明こそが、この会社の社長だったのです。

彼に相談し、防犯カメラの設置を助言してくれたのも夫でした。

それでもたくやさんは見苦しく食い下がります。

「社長! 俺、今妊娠中の妻がいるんです! 家族のためにも考え直してください!」

その言葉に、私は最後の一撃を放ちました。

「あら、たくやさんってそんなに家族思いだったかしら? 奥さんのナツキちゃんのこと、あやかさんと比較して悪く言ってたわよね」

「え…」

「私、ナツキちゃんのお母さん、みどりとは40年来の親友でね。あなたがナツキちゃんの旦那さんだって、すぐに気づいたのよ」

全てを失った二人の末路…

私がみどりにたくやさんの社内での素行を教えたことで、全ては明るみに出ていました。

みどりとナツキちゃんが依頼した探偵の調査で、たくやさんとあやかさんの不貞行為は、勤務時間内に行われていたことまで発覚したのです。

「そ、そんな…」

「離婚よ! 慰謝料も養育費も、取れるだけ絞り取るって息巻いてたから、覚悟した方が良さそうね」

「た、たくやくん、私の分も払ってよ!」

「無理に決まってんだろ! 俺は養育費もあるんだぞ!」

見苦しい言い争いを繰り広げる二人に、社長である夫が最終通告をしました。

「勤務時間内の不貞行為となれば、それなりの処罰を下さないとならない。覚悟しておくことだ」

その後、二人は当然のように会社を懲戒解雇。

慰謝料や養育費の支払いに追われ、日雇いの仕事でなんとか食いつなぐ日々を送っているそうです。

食堂には平和が戻り、私たちはまた、毎日楽しく仕事に励んでいます。

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