私の住む地域は、とにかく運転が荒いのが特徴です。 制限速度60km/hの道路でも80km/h以上で走る車がとても多く、車線変更も合図を出さずにいきなり割り込んでくるため、いつもヒヤヒヤしています。
そんなあるとき、いつも通り車を走らせていたら特に危ない運転をしている車を見かけました。
後ろから猛スピードで迫ってくる一台の車。 その車はまるで私に突っ込む気かと思うほどの勢いで急接近し、車間距離を「ぶつかる…!」と思うほどギリギリまで詰めてきたのです。
バックミラーは相手の車で埋め尽くされるほどの“車間距離ゼロ”状態。 さらに相手は左右に車体を振って煽り、パッシングを繰り返しています。
私はハンドルを握る手が震えるのを感じながら、慌ててウインカーを出して道を譲りました。 すると暴走車はエンジンの轟音を響かせ、風のように私を追い抜いて視界の彼方へ消えていきました。
「なにあの運転…」心臓バクバクでそう思いながら運転を再開した、数分後のことです。
前方の赤信号で止まろうとした私は異様な光景を目にしました。 私の前を走る車や、追い越し車線を走る車たちが、ある一台の車を横目に窓を開けてクスクスと笑っているのです。 なかには、指をさして笑っているドライバーまでいます。
「え、何事?」と思って視線を向けると、そこにいたのはさっきの車でした。 なんとあれだけ必死に私を煽り倒して爆走していった車が、赤信号の最前列で捕まっていたのです。 しかも、その後の信号という信号にすべてに引っかかっている様子。
どんなにエンジンを唸らせて急加速しても、次の信号で必ず捕まる。 そして、法定速度でのんびり走っている私たちが涼しい顔で追いついていく。
暴走車のドライバーは顔を真っ赤にしてハンドルをバンバン叩いていましたが、その必死すぎる姿に、その車を見た全員が「あんなに命削って急いで、結局ここかよ」と失笑していたのです。 私もそのあまりにマヌケな姿を見て、思わず吹き出してしまいました。 (女性/30歳/会社員)
通勤や買い物に欠かせない身近な乗り物。 毎日使うことも多く、つい注意がおろそかになりがちです。
みんなの安全のために、日頃から交通ルールを守って利用したいものですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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