これは10年前の話で、子どもがまだ赤ちゃんのときのことです。
私の実家は遠くて、実家の最寄り駅から新幹線の駅まで電車で約1時間かかります。 帰省して帰ろうと実家の最寄り駅に着くと、なんと電車が遅延していて駅は大混雑していました。
当時は赤ちゃん連れで荷物も多く、電車で1時間かかるので夫とグリーン車の切符を買って乗ることにしました。
しかし、遅延の影響でグリーン車も満員で座るどころかぎゅうぎゅうの状態でした。 仕方なく混雑の中で耐えていると、ある男性が声をかけてくれました。
なんと「こちらへどうぞ」と席を譲ってくれたのです。 グリーン車は別料金なので譲ってもらうのは申し訳なかったのですが、私が「いえいえ、大丈夫です」と言うと、男性は優しく「大丈夫ですから、どうぞどうぞ」と言ってくれました。
席に座ってから改めてお礼を言うと、男性は「実は僕も子ども連れで乗ったとき、こうして席を譲ってもらったことがあって…あのときの親切を返したつもりなので、気にしないでくださいね」と笑顔で話してくれました。
思わず「えっ、そうだったんですか…」と感動しました。 その優しさに感謝の気持ちでいっぱいになり、今でも忘れられない出来事です。 (女性/41歳/専業主婦)
誰かのちょっとした気遣いや優しさは意外と心に響くものです。 そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。
みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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