学生だった頃の通学中、少し遅めの時間帯のことです。 朝のラッシュは過ぎていたものの、電車内にはそこそこ人が立っている状態でした。
そこへ、1歳くらいの子どもを抱っこしたお母さんが乗ってきました。 無人のベビーカーを押しながら、子どもはご機嫌ななめ。 お母さんは「泣き出したらどうしよう…」と不安そうな様子でした。
ですが、その不安は的中。 電車が走り出すと、子どもが泣き始めてしまいます。
お母さんは慌ててベビーカーからおもちゃを取り出し、あやそうとするもなかなか泣き止みません。 その様子に、周囲の乗客たちが視線を向けて車内は一瞬ピリッとした空気に。
気まずさを感じたのか、お母さんは「迷惑になる前に…」と、途中駅で降りようとしたんです。 そんなとき、近くにいた大学生くらいの男の子が「あの…ここで降りる予定だったんですか?」と声を掛けたのです。
驚いた様子で「いえ…」と答えるお母さんに、男の子は「じゃあ、ここは僕も頑張っちゃいます」と言って、次の駅まで子どもをあやしてくれたのです。 実はその男の子、年の離れた弟がいて子育ての大変さをよく知っていたそう。
思いがけない優しさに、車内の空気もふわっと和らぎました。 人の温もりに触れた良い1日でした。 (女性/26歳/派遣社員)
子育ての現場は、毎日が真剣勝負。 子どもの泣き声の裏にはがんばる親の姿があるのかもしれません。
子育てに奮闘するひとりひとりに、あたたかなまなざしがそっと注がれる日常でありますように。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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