妻の実家へ帰省したとき、義兄家族と日程が重なりました。
義兄は何かと私に対抗心を燃やすタイプで、正直苦手な相手です。 その日も夕食の席で、突然「そういえば、お前んとこ、まだ賃貸なんだって?男なら家くらい建ててやれよ。子どもが可哀想だろ?」と言われました。
妻や義両親の前だったので「まぁ…ぼちぼち考えてますよ」と曖昧に答えましたが、義兄は「俺は去年駅近に土地を買って新築した。家族のためだからな」と自慢話を続けます。 さらに「子ども部屋、ちゃんと確保してやらないと可哀想だぞ」と、子育て方針にまで口出しされました。
その場の空気が凍りついたのが分かりました。 妻は悔しそうに視線を落とし、言葉を失っていました。
その瞬間、私は「すみません、ちょっと気分が悪いので失礼します」と伝えて、妻と子どもを連れて席を立ちました。
あの場にこれ以上、妻をいさせたくなかった。 何を言い返すより、行動で示す方がいいと思ったんです。
そしてその夜、妻から「悔しかったけど、ちゃんと守ってくれて嬉しかった」と、涙を流しながら改めてお礼を言われました。そのときの顔はいまでも忘れません。
翌朝、義両親にだけ丁寧に挨拶をして、予定を切り上げて家族で帰宅しました。
あのときの判断は、間違っていなかったと今も思っています。 (男性/63歳/会社員)
結婚後、義家族との関係に戸惑うことは決して珍しくありません。 小さなすれ違いが大きなわだかまりにならないよう、日々のやりとりを丁寧に重ねていきたいですね。
みなさんも自分の気持ちを大切にしながら、少しずつ良い関係を築いていけますように。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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