仕事帰りの夜道で、人通りも少なく、静かな住宅街を歩いていたときのことです。 ふと、背後から「ザッ、ザッ」とついてくるような足音が聞こえてくることに気づきました。
「偶然かな?」と思って少し歩調を早めると、後ろの足音も早くなります。 試しに立ち止まってみると、ピタリと止まる足音。
心臓の音がバクバクと大きくなり、恐怖はピークに。 パニックになった私は、前方に見えたコンビニへ猛ダッシュして、レジに駆け込んで店員さんに助けを求めました。
「すみません! さっきから男の人がずっとついてきているんです!」
店員さんも「えっ!?」と身構えます。 直後、自動ドアがウィーンと開き、例の男性が入ってきました。
しかし、男性は私たちを見てキョトンとした顔をし、切羽詰まった様子でこう言ったのです。
「すみません、トイレ貸してください……!」
どうやら男性は、私を追いかけていたわけではなく、単にトイレを我慢して早歩きでコンビニを目指していただけだったのです。 私の後ろをついてきていたのも、ただの偶然。
一気に力が抜けると同時に、今度は猛烈な恥ずかしさがこみ上げてきました。 私は真っ赤な顔で、店員さんに「失礼しました、勘違いでしたー!!」と謝罪して逃げるように退店しました。
恐怖の冷や汗が一転、恥ずかしさの冷や汗に変わった、忘れられない出来事です。
(女性/32歳/アルバイト)
帰り道は気が緩む時間でもあり、油断しやすい瞬間でもあります。 そんなときに起きたことほど、驚きも強く感じられるものです。
皆さんにも似たような体験、ありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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