話題の『♪ピンポンパンポンプー』もランクイン!クリスマスプレゼントにもぴったりの最新絵本ランキング【2020年11月版】

話題の『♪ピンポンパンポンプー』もランクイン!クリスマスプレゼントにもぴったりの最新絵本ランキング【2020年11月版】
今、みんなが子どものために選んでいるのはどんな絵本?ハイブリッド型総合書店「honto」の11月絵本ランキングbest10をお届けします!
目次

2020年も残りわずか。年末の慌ただしさをしばし忘れて、子どもといっしょに楽しむ絵本の時間は、親子ともに大切にしたい幸せなひとときですよね。この冬、みんなが購入しているのはどんな絵本なのでしょうか?

「honto」は、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店を連携させた「読みたい本を、読みたい時に、読みたい形で」提供する総合書店サービス。hontoの月間ランキング(集計期間:2020年11月1日~11月30日)から、最新の人気絵本をご紹介します。

【1位】大人気シリーズ最新作はケーキ屋さんが舞台『ノラネコぐんだんケーキをたべる』

累計180万部突破の大人気シリーズ最新作。朝、開店前の「ワンワンケーキのみせ」をのぞくノラネコぐんだん。うっかりアリを踏んでしまい、アリンコビームを発射され、アリの大きさに。ということは、店に入って、見つからないでケーキを好きなだけ食べることができる!?今回、物語のカギを握るのはマーミーちゃん。ケーキづくりのシーン、おいしそうなケーキの数々も必見です!

『ノラネコぐんだんケーキをたべる(コドモエのえほん)』
工藤ノリコ(著)
白泉社
1,320円(税込)

【2位】さまざまな疑問に痛快に回答『あつかったらぬげばいい』

海外でも人気の高い絵本作家ヨシタケシンスケさんによる8月発売の最新刊。「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」…。2 コマごとに展開する老若男女のさまざまな疑問に痛快に答えるこの本は、子どもだけでなく大人が読んでも深く考えさせられると大きな話題に。心を緩めてくれるヨシタケ式ユーモアが詰まっています。

『あつかったらぬげばいい (MOEのえほん)』
ヨシタケシンスケ (著)
白泉社
1,100円(税込)

【3位】発売前から10万部突破の話題の絵本『♪ピンポンパンポンプー』

TV番組「中居正広のニュースな会」から生まれた、友だちの大切さを説く話題の絵本。タレント中居正広、ベストセラー作家でもある劇団ひとり、社会学者の古市憲寿という才能あふれる3人のクリエーターたちが、「30年後の子どもたちにも読んでもらえるような一冊を作りたい」という思いを胸に、ちいさなすれ違いからケンカをしながらも、友達の大切さを思い出していくやさしく愛おしい物語を紡ぎました。

『♪ピンポンパンポンプー』
中居正広(監修)、劇団ひとり(キャラクターデザイン)、古市憲寿(文)
マガジンハウス
1,650円(税込)

【4位】クリスマスのわくわくが詰まった絵本『ノンタン!サンタクロースだよ』

ノンタンはクリスマスに赤い車がほしくて、サンタさんにお願いしに出かけます。ウサギのサンタ、熊のサンタなど、ほかの動物のサンタには会えたのに、ネコのサンタはなかなか現れません…。ノンタンシリーズの中で一番好き、という声もたくさん!「ねんね、ねんね、ねんねんねん。ノンタンたんたかたんこぶホイ」というフレーズは、子守り歌のように心地よく、寝かしつけにも口ずさめます。

『ノンタン!サンタクロースだよ 2版(ノンタンあそぼうよ)』
キヨノサチコ(作絵)
偕成社
770円(税込)

【5位】親子で遊べる赤ちゃん絵本『いないいないばあ』

40年近く、世代を超えて親しまれている赤ちゃん絵本の定番。いろいろな動物がかわるがわる出てきて「いない、いない…」と顔を隠しています。「ばあ!」とページをめくると、子どもは大喜び!親子のコミュニケーションが楽しめる一冊です。

『いないいないばあ 改版 (松谷みよ子あかちゃんの本)』
松谷みよ子(ぶん)、瀬川 康男 (え)
童心社
770円(税込)

【6位】ホットケーキが食べたくなる『しろくまちゃんのほっとけーき』

卵を割って、牛乳を入れて…しろくまちゃんがホットケーキを作ります。見開きいっぱいに描かれたホットケーキが焼き上がっていく場面は、子どもたちに大人気。ふくふくと焼きあがったら、山積みにしたホットケーキをこぐまちゃんとふたりで「おいしいね」。40年間、親しまれている大人気絵本です。

『しろくまちゃんのほっとけーき』
わかやま けん (え)、森 比左志 (著)、わだ よしおみ (著)
こぐま社
880円(税込)

【7位】ねこはねこの町に出かけてる!?『ねこはるすばん』

飼い主が出かけて行って、ねこは留守番。…と思いきや、ねこもこっそり「ねこの町」にくりだした!カフェに行ったり、ヘアーサロンに行ったり、映画を観たりと、ねこの町を満喫します。人間たちがしらないねこの世界。『ねことねこ』『ネコヅメのよる』など、ねこ好き作者によるねこ絵本の最新刊。

『ねこはるすばん』
町田尚子 (著)
ほるぷ出版
1,650円(税込)

【8位】繰り返し楽しめる五味太郎さんのしかけ絵本『まどから★おくりもの』

ヘリコプターでやってきたあわてもののサンタさん、家の中には入らずに窓からクリスマスのプレゼントをポイっと入れます。これがそもそもの間違いのもと。サンタさんは窓の外から部屋の中で寝ている動物たちを見てプレゼントを配りますが、この窓がミソなのです。次のページをめくったら「あれれ?」、贈る相手を間違えていますよ!種明かしがわかっていても、何度でも読みたくなる不思議な魅力がある絵本。

『まどから★おくりもの』
五味太郎(作・絵)
偕成社
1,100円(税込)

【9位】ネコ好きにはたまらないネコ愛あふれる絵本『ながいながいねこのおかあさん』

11月に刊行されたばかりで9位にランクイン。子猫のおかあさんは、体が長い猫。ある風が強い日、子猫は遠くまで吹き飛ばされてしまいます。おかあさんの顔を見たくて、心細い思いのままひたすら走る子猫。さて、子猫はおかあさんに会えるのでしょうか?ネコ好き人気作家の共作が実現した、親子の愛情を描いた心あたたまるお話です。

『ながいながいねこのおかあさん(MOEのえほん)』
キューライス(文)、ヒグチユウコ(絵)
白泉社
1,320円(税込)

【10位】あらら、びっくり、大笑い!『だるまさんが』

2008年に発売されて以来、赤ちゃん絵本の定番に。だ・る・ま・さ・ん・が……?どてっ。ぷしゅーっ。ぷっ。びろーん。にこっ。頁をめくって意外な展開に大わらい!とびきりゆかいなだるまさんシリーズの一作目。

『だるまさんが(かがくいひろしのファーストブック)』
かがくいひろし(作)
ブロンズ新社
935円(税込)




今回もロングセラーの定番が多くを占める中、11月の最新刊も3冊ランクイン。定番のノンタンシリーズや五味太郎さんの絵本からは、クリスマスにちなんだテーマが入りました。
また、ノラネコぐんだんの大ヒットシリーズや、中居正広さんの話題の絵本、人気作家の共作絵本など、発売前からファンが心待ちにしていた絵本も。変わらずネコ人気もうかがえます。
プレゼントにしたい絵本から、自分がそばに置いておきたい絵本まで。ぜひこの冬の絵本選びの参考にしてみてくださいね。

ランキング提供元:ハイブリッド型総合書店honto

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執筆者

ライター 山口 舞

大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。

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