【後編】「妹一番」で生き続けた家族の末路

【後編】「妹一番」で生き続けた家族の末路
幼いころから妹と差をつけられて育った主人公。 母と妹にイヤミを言われ続け、窮屈な思いばかりしていました。 そんな主人公も母になり、家族の異様さが目につくようになって…。 主人公の母はいつも妹ばかりかわいがっていました。 主人公はなんだか母から邪険にされているように感じていたのです。 ある日、母と妹が一緒にいるところに、入っていってみると…。
目次

親の介護をめぐる対立

数年後、父が認知症になり、母も怪我で体が不自由になったと妹のアカネから電話がありました。

アカネはツツジに「あんたにも介護の義務がある。

こっちに来るか、泊まり込んで介護すべきだ」と責任を押し付けてきます。

しかし、ツツジは「両親の面倒を見ると言ったのはあなたでしょ。私は遺産を放棄し、契約も交わした」と反論。

妹は、「お母さんは私を助けてくれたから、恩返しするのは当然」と言い、自分の都合の悪さを認めようとしませんでした。

母が吐露した本音と後悔

ツツジは、地域包括支援センターを通して両親の介護の手配を始めます。

手続きのため実家を訪れた際、母は妹のアカネがいないところで愚痴をこぼし始めました。

アカネが、家事を手伝ってくれなかったことや、「自分の人生が狂ったのは親のせい」だと母を責めていることを明かします。

物語の結末とツツジの決意

その後、ツツジは両親とは距離を置き、ヘルパーや親戚から様子を聞くようにしました。

父は認知症のため、相変わらずツツジを責めることがあるそうです。

一方、母は後悔しているようですが、ツツジの心は晴れません。

この出来事を経て、ツツジは自分自身の家族を大切にしていこうと改めて心に誓うのでした。

※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。 ※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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