学生時代、私は片道1時間半の電車で通学していました。 朝が早かったり体調がすぐれない日には貧血や糖分不足でふらつくことも多く、車内ではなるべく眠って過ごすようにしていたものです。
ある朝、特に寝不足と栄養不足が重なった日。
ひどい貧血に襲われながらも、なんとか空いている席に座ることができました。 けれど症状はなかなかおさまらず、吐き気や寒気まで感じはじめ「次の駅で降りて少し休もうかな…」と考えはじめていたそのときでした。
隣に座っていたカップルの彼女さんが、袋からアメを取り出そうとしていたのですが… その拍子に袋が破けてしまい、アメが四方八方に飛び散ってしまったのです。
私の服の上にも1粒転がってきて、慌てて拾って返そうとしたところ、 彼女さんは「あ、ごめんなさい。もしよかったらそれどうぞ」と声をかけてくれました。
お言葉に甘えてその飴を口にすると驚くほど体がスッと軽くなり、吐き気も寒気もいつの間にか引いていました。
偶然が重なっただけの出来事かもしれません。 けれど、あのときの「ひと粒」は、私にとって本当にありがたい“救い”でした…。 (女性/27歳/会社員)
偶然とはいえ、誰かのちょっとした気遣いや優しさは意外と心に響くものです。 そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がしますね。
みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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