人生が変わる!?【ママたちの推し活事情】アイドル、YouTuber、競走馬、シルバニア…沼にハマったママたち

人生が変わる!?【ママたちの推し活事情】アイドル、YouTuber、競走馬、シルバニア…沼にハマったママたち
忙しいママたちの良い息抜きになっている「推し活」。時間やお金に制限があるママたちはどんな風に活動しているのでしょうか?気になる活動時間の捻出方法や推し活のメリットなど、ママならではのエピソードを集めました。
目次

ここ最近、メジャーとなった「推し活」という言葉。
"イチ推しの対象に情熱を注ぐ動"という意味で、その対象は人やモノなどさまざま。グッズを集めたり、実際に会いに行ったりするのが一般的ですが、ただ好きなものを愛でて浸っている時間も立派な推し活のひとつです。

パナソニック株式会社が2022年4月に行った調査では、20代~50代の女性の約5人に1人が推し活をしており、推し活をしていると答えた人のうち、じつに9割以上が「推し活を通じて人生が変わった」と回答!

そんな「推し活」は、仕事に家事に育児にと忙しいママたちの間でも盛り上がり中!
さまざまな推し活中のママたちに、活動内容や悩みをヒアリング。ママならではの推し活事情をさぐってみました。

王道から変わり種まで!ママたちの推し対象は…?

まずは気になるママたちの推し対象について。
子育てに仕事にと忙しいママたちにはどんな推しがいて、どのように活動しているのでしょうか。その一部をのぞいてみましょう。

■韓流アイドルが好き!
K-POPのガールズグループがとにかく好きで、複数グループを推していますがイチオシは「BLACKPINK」です。有料チャンネルを2つ契約して、踊っている動画をひたすら見ています。ファンクラブに入っている知人に新作のMV情報をもらって新作は必ずチェック。録画したものを編集して好きなシーンを詰め込んだDVDを作っています。(30代ママ)

■ジャニーズアイドルが好き!
Kis-My-Ft2の玉森裕太くん。中高生の頃には男性アイドルにハマらなかったのにアラサーで突然、テレビを見ていて釘付けになりました。出演テレビ番組やSNSをチェックするのはもちろん、コンサートや出演舞台なども観に行っています。(40代ママ)

■ユーチューバーが好き!
刺激を求めているのか、心霊スポットを探索する様子を実況する心霊系ユーチューバーの「ダラシメン」や「ゾゾゾ」にハマりました。テレビにはないリアルな恐さと配信者さんのキャラクターが好きで、配信されたら必ずその日のうちに観るようにしています。また、たまにある生配信にも参加しています。(30代ママ)

■宝塚が好き!
もともと母親が好きだった宝塚。ずっとそばで見ていましたが、子育て中の30代後半にたまたま見た公演をきっかけに急にハマりました。某トップスターさんを贔屓にしています。公演に行く以外はCSの専門チャンネルを見たり雑誌を買ったりしています。(40代ママ)

■競走馬が好き!
「ソダシ」「ハルオーブ」「メイショウネムノキ」などの競走馬推しです。Twitterの競走馬アカウントは暇さえあれば見ています。好きな馬が出走すると日本全国飛びまわります!(40代ママ)

アイドルやアーティストなど定番の推しもいれば、競走馬やユーチューバーなど、SNSありきの今の時代だからこその推し対象も!実際にママたちからも「今はTikTokやYouTubeですぐ動画を見られたり、テレビ番組も見逃し配信があり、時間のないママが推し活しやすくなった」という意見がありました。

そして、少し変わったところではキャラクター推しも!

■絵本のキャラクターが好き!
結婚前から絵本のキャラクターの「バーバパパ」が好きで絵本や雑貨はもちろん、アパレルブランドとのコラボグッズもチェックして購入しています。

また、子どもが生まれたことが「推し」と出会うきっかけになったというこんなエピソードも。

■シルバニアファミリーが好き!
娘が生まれてシルバニアファミリーのおもちゃを買ったのをきっかけに、私がシルバニアのかわいさにハマりました。部屋を好みのテイストにコーディネートしたり、物語のワンシーンを再現した写真をインスタグラムに上げて、シルバニアの世界観を楽しんでいます。

子どものおもちゃとして人気のシルバニアファミリーやリカちゃんも、ママ達に人気の推しのひとつ。SNSで「#シル活」「#リカ活」のハッシュタグで投稿されているセンスあふれる推し活は、見ているだけでも楽しいですね。

ママならではの悩みは活動時間&費用の捻出!

家事に育児に仕事…忙しいママの推し活の特徴は、活動時間に制限があるということ!また、活動のための費用もいくらでもかけられる…というわけにはいきません。 みなさんどうしているのでしょうか。

■すき間時間を利用している
子どもが寝た後で推しアーティストのダンスを詰め込んだオリジナルDVDを作成して、仕事に行くときや子どものお迎え前に車の中でかけています。 (アイドル推し 30代)

■観るのがメインなのでお金がかからない
グッズを購入したり投げ銭をしている人もいますが、動画を観るだけにとどめて、お金はかけないようにしています。ごはんの支度中や洗濯物を畳んでいるときに、ワイヤレスイヤホンで観るようにして、たまにある生配信の時だけ、夫に協力してもらって子どもたちを見ていてもらっています。 (ユーチューバー推し 30代)

■グッズ集めはしないようにする
コンサートや舞台はチケット代が高額になることもありますが、グッズなどは買い集めないようにして、自分のおこづかいの範囲内で収めています。以前は遠征に行っていましたが、今は地元の公演1回のみです。 (ジャニーズアイドル推し 40代)

■家族旅行を兼ねてライブに参戦する
出産前は友人と遠征して複数のライブに参戦していましたが、出産後はお金も時間もかけられなくなりました。今はライブは家族旅行を兼ねた1回のみ、夫に子どもを見てもらって1人で参加しています。 (アーティスト推し 40代)

■母親に協力してもらう
家でライブ映像などを見るのは子どもたちが寝た後で、活動費用は自分のお給料の中から出しています。ライブは母親に子どもを見てもらって行きますが、今は遠征は年に1回くらいしか行けません。 (邦楽アーティスト推し 40代)

お金がかかる活動は控える、すきま時間を使う、家族に協力してもらうなど、ママたちは時間とお金を上手にやりくりしています。

結婚前・出産前から同じ対象を推しているママだと、以前のように推し活に全力投球できなくなったことにジレンマを感じている人も多いよう。
「子どものことはおろそかにしないようにと決めていますが、仕事と子育てと推し活の両立が難しいです」と、両立に悩むママからの意見もありました。

ママだからこそ!子どもと一緒に推し活も

ママだから大変!というエピソードがある一方で、ママだから味わえる楽しみ方のエピソードもありました。

■娘もシルバニアが好きなので買ったものを共有しています。私のおこづかいでは買えない大きなおもちゃ系も、子どもが誕生日やクリスマスにおねだりするので、ここぞとばかりに購入しています。 (シルバニア推し 30代)

■娘と一緒にDVDを観たり、ダンスを踊ったり楽しめる。コンサートでラッキーだと推しが子どもに反応してファンサービスしてくれることも! (ジャニーズ推し 30代)

■今は家族旅行を兼ねて1人で行っている推しのライブも、将来は娘と一緒に行きたいなーと思っています。(アーティスト推し 40代)

おやこで同じ推しにハマれば楽しさは2倍に!今は子どもが小さくても、将来は親子で一緒に推し活を楽しみたい!という夢もふくらみます。

また、推しキャラクターのキッズグッズなどは、子どもがいるからこそ楽しめるアイテムですよね。

「やっぱり推しは尊い!」推し活がママに与えてくれること

では忙しいママたちにとって、推し活の時間はどんな時間なのでしょうか?

■目標ができて大変な時間をがんばれる!
推し活があるからこそ、仕事と育児で大変な時間も頑張れる気がします。目標をもってワクワク過ごせるし、毎日を豊かにしてくれています。 (韓流アーティスト推し 40代)

家族がいると遠征などの予定を立てるのが難しいけれど、じゃあどうしたらいいのか悩むことも楽しい!楽しい予定があるとがんばれます! (競走馬推し 40代)

推しのためなら、どうしたら会いに行けるかを悩むのも楽しい!という意見も。「推し活の予定があれば、それまでがんばれる」という声がもっとも多く挙がりました。

■推しを通じて"子ども関係じゃない友人"ができる
長く推し活していると、友人ができる。たとえ推し対象が変わってもつながっている楽しさがあります。 (アイドル推し 40代)

よくSNSの投稿を見ていた人と仲良くなりました。好きなものでつながる仲間とのやりとりが気分転換になっています。 (シルバニア推し 30代)

ママになると、新たにできる人間関係は子ども関係が中心になりがち。子ども以外の話題を話せる友人は貴重だったりしますよね。

■自分磨きを怠らずにいられる
たとえばコンサートに行くまでにダイエットする、1週間前には美容院やあかすりに行くなど、推しのために自分磨きを欠かさなくなる! (アイドル推し 40代)

好きなものを愛でる時間は日々の良い息抜き時間に。両立で悩むことはあれど、推し活があるから大変なことも辛いことも頑張ることができて、家事育児・自分磨きのモチベーションアップにもつながっているんですね。

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ママたちの推し活事情について、さまざまなエピソードを紹介しました。

好きなものに夢中になれる時間が、毎日を豊かに彩ってくれる推し活。今は推しがいないというママでも、ひょんなことがきっかけで沼に落ちることがあるかも…!?

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執筆者

ライター Ichika

山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。

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